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[2020年8月17日月曜日]自由が自由に……

 『表現の自由』という言葉。
 それが示威行進しながら、誰かの自由を踏み潰す。
 その光景の名は、『自由スターの悲劇』。
 しかし、それを覗くあなた次第で。
 喜劇にだって変えられるのかもしれません。
 そんな、あなたこそ……。

テツガクちゃん
 気づいてしまいました! 私!
 『自由スターの悲劇』に。

 liberty killed the freedom star.
 
 という感じです!
 自由が殺してしまった、自由スターです!


肯定
 なんとも不思議な詩だね。
 あっ、でも、その気持ち。
 ほんの少し、わかるかも。
 
 時々、『表現の自由』という言葉が示威行進しながら訴える。
 作品を表幻する自由がある! とね。
 そういいながら。
 拒絶や拒否感を示す人を潰していく、戦車のような姿。
 
 表幻する自由があるのなら。
 その表幻にどう反応するか。
 その自由もあると思うけど。

 自由が自由の戦車で自由を弾圧する。
 それは、少し滑稽で不可思議な絵だよね。

 
テツガクちゃん
 まるで、メビウスの輪ですね。

 自由に留まろうとして。
 自由に束縛されたり。
 自由を統制しようとしてしまう。

 まるで、霧の中を彷徨うような。
 少し不可思議な物語です。


肯定
 この不可思議な状態が、自由スターの悲劇だね。
 開放する自由が、縛られる自由になるなんて。
 自由スターも驚きだね。

 自由だと掲げた旗。
 それが、気づいた時には、統制という旗に変わっているんだもん。

 でも、そういうことって意外とあるよね。
 これも、一つの当たり前で。
 いつのまにか、東から西の世界にいる時のように。
 
 永遠に東の世界を歩き続けること。
 それは、できないのかな?


テツガクちゃん
 そうですね……。
 あっ、こうすれば、どうでしょうか?

 自分が東になればいいんですよ!
 そうすれば、東の自分がいる世界は、いつでも東の世界です。


肯定 
 さすが、ガクちゃん!
 それなら、自由スターの悲劇も喜劇に変えられるね。

 悲劇か喜劇か。
 それを分ける、自分という存在は大切だね。
 

テツガクちゃん
 とても大切ですね!
 そして、それと同じように。
 大切な自分を支えてくれる誰かも大切です。

 きっと、それは自由も同じですよね。

 自分の自由と誰かの自由は違う。
 大きさや形、色など様々な違いがあります。
 そんな存在が自由で。
 
 自由で自由を制したりするのは……。
 自由なようで、自由ではないのかもしれません。
 
 ほんの少しややこしく。
 ほんの少し難しい自由なスター。
 ですが、それを見る自分の視点次第で。
 好きなように変えられます。

 悲劇でも喜劇でも。
 それを見る、自分が一番の自由スターだったり。
 
 あなたの自由スターは、どんな輝きを放つのでしょうか?
 その輝きが届く、その日をとても楽しみに待っています。
 不可思議年の彼方で。


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それでは、また次の機会にお会いしましょう。


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