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[2020年8月18日火曜日]幻想の実力世界

 移籍や引き抜き、それらが多い東の国に。
 実力至上主義という幻想を見る。
 そんな西の国の方が、遥かに実力至上主義なのかもしれない。
 何事も実力という、いいわけに頼り。
 あまりにも平等すぎる、その事実は忘れたふり。

テツガクちゃん
 東には全てを実力だけで、はかる国がある。
 人種やこれまでの何か。
 学生時代のテストすら関係ない。
 今、この瞬間に実力があれば評価され、なければ評価されない。

 そんな噂が届いています。
 
 ですが、それは幻想のような気がします。
 その疑心に気づいてしまいました! 私!


肯定
 ガクちゃんも気づいた?
 実は、僕もだよ。

 東のあの国にだって。
 ハッキリと確かに、人種の壁もあるらしいし。
 好みや思惑の壁だってあるのだろう。
 もちろん、過去の実績もそれなりにあるはずだ。

 もし、本当に、実力だけで評価されるのであれば。
 トレードやヘッドハンティングなど。
 それらは、もう少し少ないのではないだろうか?

 目の前の現状。
 それは、自分の実力なのだから仕方ない、と。

 だけど、西の国より、それらが多いのは。
 多くの人が自分の実力。
 それが、正しく評価されていない。
 そう、感じているから。

 それが、理由のような気がする。


テツガクちゃん
 私もそんな気がします。

 たしかに、実力は目には見えない曖昧なもので。
 計算式や定規では、はかれません。
 はかれないのですから、知られることも少なく。
 知られないので、評価されることも少ない。

 そんな当たり前を忘れて。
 東の国に実力至上主義という幻想を見てしまう。
 そんな西の国の方が、よっぽど実力至上主義なのかもしれません。


肯定
 そうかもしれないね。
 
 人の見えない力。
 それを、知ろうと必死になる。
 計算式や定規ではなくて、自分の感覚で知ろうとする。
 そんな素人な『Mr.ジョーンズ』が、意外にも多くいたり。


テツガクちゃん
 いるのかもしれません!
 
 実力という、目には見えない、曖昧な力。
 それで、全てをはかる、実力至上主義。
 それは、東の国にはない気がします。

 そもそも、実力なんてもの。
 それが、本当にあるとも限りません。
 そう気づけたら。

 誰にでも平面に等しく、平等にチャンスがある。
 その当たり前に然り、当然な事実に気づくことでしょう。

 実力という、いいわけはなくても。
 平等という事実があり。
 それが、叶えたいこと。
 それを、ほんの少し難しく、面白くしていると。

 西や東という方角なども関係なく。
 才能、技術、力、知識、履歴、富、環境、人間関係。
 あらゆる全てを除外した、その先で訪れる。
 そんな何かは、確かにあります。

 例えば、この話題を覗いて頂いた。
 今、この瞬間とか。

 多くの人が平等に今を持っていますが。
 この話題を覗けるとは限りません。
 そして、覗けたから、特別な何かを得るとも限りません。

 ただ、何かに気づけるか、気づかないか。
 その違いは、今を覗き続ければ、必ず見えてくる何かです。
 実力などがなくても、平等に見える何かです。

 きっと、あなたも。
 これまで、その何かに出逢ってきたことでしょう。

 
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それでは、また次の機会にお会いしましょう。


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