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今勤めている会社を、退職することになりました

2014年、鉄鋼商社に入社。

学生時代、留学先で今の奥さんと出会って、日本の働きかたに少し疑問を持った。2人とも社会人になったら働くことを望んでいて、大学を卒業して共働きになってどちらかが転勤になったら、どうやって一緒にいればいいの?ってことが、純粋にわからなかった。

もしかしたら、父親が自営業だったこともあるかもしれない。当時子供だった自分は夕方4時くらいに帰宅する父を見て、あんまり働いてない人だと思ってた (ごめんなさい)。でも今ならお父さんが早朝から夜遅くまで働いてたってわかる。当時は当たり前のように家族揃って夕飯が食べられる家庭であったことが普通に嬉しかった。

きっとそんなことが、今回の一歩を踏み出す大きな原動力となったと思うんです。


そんな想いもあって、留学をしたとき人生の選択肢として通訳になろうと考えた。だから本気で英語を勉強しました。留学中だというのに、来る日も来る日も語学学校をさぼって、カフェにこもってずっと英語を勉強してました。

でも就職活動を始めて、社会人経験が無いまま通訳になれないと知り諦めて...就活を通して一番雰囲気が合うなって直感的に感じて働き始めたのが今の会社。

当然のように営業に入ることをイメージしての入社。でも財務部への配属。びっくりしたけど、会社のお金の流れが見られることにワクワクもした。どれだけ力がついたか分からないけど、財務部というだけで財務諸表とか読めて経理もわかるって思われるからちょっと有利なのかな...。


2015年、英語業界に一歩踏み出す。

何かを変えたくて、英語に携わる人たちと、ひたすらにコンタクトをとりはじめた。自分と価値観が合いそうな人たちに、どんどんメールを送ったり、会いに行ったりした。Twitterを始めたのもこの頃。自分なりに役に立てるかなって内容をひたすら発信したり、人が集まる見込みもないまま勉強会を勝手に開いたり。

一方会社では、海外営業をずっとやりたくて、異動の希望を出し続けた。社内では英語アピールも欠かさずやった。総務の代表電話にかかってくる海外からの営業電話も総務にいた同期に頼んで回してもらって、必要以上に積極的に対応した。要件を自分宛にメールでもらって、それを担当部署の人のところへ和訳して手渡ししに行ったいり。


2016年、海外営業に配属された入社3年目。

希望を通してくれた会社には感謝しかない。ここの部署で本当にいろんな経験をさせてもらった。海外の取引先との交渉、品質の管理、契約書の作成、入出金の管理まで、本当に全部やらせてもらった。

労働時間とか関係なく、させてもらえる経験は何でもしたいと思いながら働いた。たまにはきつかったけど、それと引き換えに得られる経験がほしかった。周りから見たらそうでもなかったかもしれないけど、気持ちだけはとても前のめりだったんです。

海外出張にもたくさん行かせてもらった。おそらく会社でも指折りの頻度で海外に行かせてもらっていたのではないかってくらい。インド、タイ、フィリピン、インドネシア、フィンランド、ベルギー、中国、香港、台湾...それはもうたくさん。


2017年、出版の依頼をもらう。

かねてからアピールしていた明日香出版社様から「本を出してみないか」とお声がけいただいた。それを会社に相談したら二つ返事でオッケーをもらった。ここらへん、もう会社の懐の深さが出てるなと感謝しかありません。

ちなみに結婚したのもこのタイミング。


2018年、ひたすら原稿を書く日々

ライター・編集者としてのキャリアをスタートした奥さんの協力のもと、毎日のように原稿を書く日々。本業もそれなりに忙しい中、我ながらよくやったと思う。楽しいことだから無理はしてても苦じゃなかった。


2019年、会社を辞める旨を伝えた。

お客さんに訪問した帰り道、車を運転しながら助手席に座る上司に勇気を持って伝えた。少し戸惑いながらも、若者の夢だからと背中を押してくれた。部下が辞めるなんて、きっとマイナスなことでしかないはずなのに。マネジメントをする立場としての責任も問われるだろうし、そもそも人員が減るというのは大きな損失なわけで(自分がそれ相応の人材であれば)。そんな状況であっても、嫌な顔一つしなかった上司には本当に感謝している。


2020年、年末を境に会社を辞めて独立します。

これからも英語教育を軸に活動していくことに変わりはありません。ただ、そこに割ける時間がめっちゃ増えるイメージ。

自分自身のできることを通して、身の回りの人たちのことを、誠心誠意サポートしたい、そんな気持ちで自分にできることを一つひとつ積み重ねていくつもりです。

ありがたいことに、すでに法人研修や行政主催の英語講座の講師もやらせてもらっていてます。もちろん、今後それらの仕事にはこれまで以上の力を注いでいきます。


ちなみに少し話は変わって、実はプログラミングにも興味があって(小学生の頃HTMLにはまったりしてました)、何ヶ月かがっつりそんな勉強をするのが密かな楽しみだったりします。


そんなわけで、とうとう6年勤めてきた会社を退職し、自分の足で歩み始める決断をするに至りました。

今後とも、変わらぬお付き合いのほど、何卒よろしくお願いいたします。

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