イイダテツヤのラジオ

だいたい一ヶ月くらい前から、私は毎日ラジオを放送しています。
stand fmというアプリで、10分ほどの時間、毎日何かしらしゃべっています。

一応「対話」とか「対話力」に関する話が多いのですが、それに限らず、なんとなく、感じたことや思い出したことを、割合フランクに、とりとめもなく話しています。

毎日ラジオを放送するって、まあまあたいへんなんですが、微妙におもしろくて、一人とか、二人というレベルですけど、少しずつラジオのフォロワーも増えていくんです。

どんなときに、どういうマインドで聴いてくれているのかは、わからないんですが、ときどきレターをくれる人なんかもいて、暗闇の向こうに、たしかに人がいることを感じさせてくれます。

文章でも、その構造は同じなんですが、ラジオの場合はこちらが「生の声」を発信しているので、その「つながりの生々しさ」と「相手が見えない感」(いるような、いないような感)がとても不思議です。不思議であり、楽しいです。

コロナの問題が起こって、オンラインのコミュニケーションは圧倒的に増えたと思いますし、それがあっても、なくても、コミュニケーションの形はいろいろ変わってきていますね。

私は自分の部屋で、たった一人でスマホのマイクに向かい、誰に向けられているのかもわからないまま、毎日約10分、話をしています。

その姿がもっともシュールなんですが、シュールで、閉鎖的で、世界の終わりのような、村上春樹の小説に出てくる深い穴の中のような場所で話した「他愛もない10分」が、ときに誰かに届く。

届いている感触があるような、ないような、そんな不可思議な体験を毎日しています。

気が向いたら聴いてみてください。
イイダは深い穴の中で、こんな話をしています。

https://stand.fm/channels/5ee0ba589c38bc0326096b14



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