見出し画像

除幕式は、なかなか凄いコンテンツだと思います。その凄さを書いていきたいと思います。

はじめまして、てつやと申します。普段は広報のお仕事をしております。広報のお仕事を通じて、この数年たくさんの除幕式に携わってきました。そんな経験を通じての、除幕式のコンテンツとしての凄さを綴っていければと思っております。

除幕式はとても良くできたプラットフォーム

 除幕式がどうして凄いコンテンツなのか?それは地域活性をゴールとした広報視点で見ると、とても良く出来たプラットフォームだと思うからです。地域活性と除幕式。両者はなかなか繋がらないと感じるかもしれませんが、そもそもどうして除幕式をするのかを考えてみると、少し見えてくるかもしれません。

何かの除幕をしようとする際、なんでも除幕すれば良いと言うわけではありません。除幕する対象物は、それなりに敬意を払うべき存在である必要があります。例えば偉業を成し遂げた歴史上の人物の銅像とか、何かを記念して建立されるモニュメントであるとか、その地域に関係する芸術家のアート作品など、そいうった特別なものである必要があります。

いざ何かを作って除幕しようとすると、いろいろなたくさんの人たちがずるずると引っぱられるように関係することとなります。このことが、(経験上とても大変なのだけど)とても大切で、広報的にも重要な意味を持つことになります。いろいろなジャンルの大勢の人たちが関係すると、簡単な話でもぜんぜんシンプルにならなくなり、なんだか変なところで絡み合い、ややこしくなって、時としては喧嘩になったり、雰囲気が悪くなったり、ひとことで言うと「面倒な状況」になりがちです。

「面倒な状況」が大事なところ

この「面倒な状況」が実は大事な部分でして、状況が面倒であればあるほど、実際に除幕式を迎える瞬間は大変感慨深い気持ちになったり、感動で一筋の涙がこぼれ落ちたりするなど、その除幕式に関係した人たちだけにしか分かち合えない、強い一生の思い出となるのです。

関係者が多くなればなるほど、また関係する人たちのジャンルが多岐に渡れば渡るほど、除幕式のPRイベントとしての深さは増していきます。「PR」=「広報」と日本では理解されていますが、その文字の如く「広く、報じる」という意味で、ある事象がより広く、より多くの人に知られるよう活動するのが広報(PR)の役割とされています。

しかし、広報(PR)の本当の妙は、マスコミに取り上げられ広く世の中に報じられることではなく、関係した当事者同士がお互いの違いを深く認知し、尊重し合い、普段は交わらなかった人たちが仲良くなることだと僕は経験上、感じています。「内輪ウケ」と捉えられてしまうかもしれませんが、いろいろな人たちと邂逅し仲良くなることはやはり素晴らしいことですので。

次回は、除幕式のテンプレートについて、綴ってみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?