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【ソーシャルファンディング活動報告】2021年2月27日編

2月27日土曜日。夜回りの日です。
※夜回りとは、安否確認と情報共有、困ったことが無いか聞くことです。

出発前動画

昨年5月に実施したクラウドファンディング「コロナ禍に苦しむ方々に、利他の精神を忘れない"てつたろう"の栄養満点のお弁当を届けたい」で集まったご寄付により、毎週3回お届け、毎月1回手渡しで路上生活者や仕事を失った人、食べることに困っている人へ弁当をお渡ししています。
これまでに延べ3000人以上へ配布出来ています。

寒くなってきて凍死の危険性が高まるため今月も2回手渡しです。次回は3月9日火曜日です。

大阪市北区にはおおよそ140名の路上生活者がいます。その内、所在が確認出来ている85名ほどの方へ配布します。
これまで直接配布してて感じたことは「食事はもちろん大事だが、もっと大事なのは情報と人の温もりだ」ということ。
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今回配布したのはてつたろうの弁当と、カイロ、マスク、お菓子、飲み物、髭剃り、そしてお仕事の情報とボランティアの皆さんからのひとりひとりへの手紙です。

20210227夜回り弁当

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僕たちの活動を知って、此花区の障害者グループホーム「おりーぶ庵」の方達も夜回りに参加してくれました。共に障害者課題について学び合ってる方たちです。
これまでもたくさんのボランティアの方と関わってきたが、福祉関係の方が多いように思われます。

夜回りでは4つのコースに分かれて活動するが今回僕はいつもとは違うコースを回った。
いつも会う人に会えない寂しさも有ったが、実際に回ってみて他のコースを回ることは大事だと思った。

例えば、あるコースではホームレスの人たちで小さなコミュニティが出来上がっていて、
その小さなコミュニティでは情報交換がされたり、お互いの生存確認が出来ている。
しかし、今回のコースではホームレスの人達がそれぞれ孤立しているような状態であったため
仮に体調が悪くなったり身に危険があった場合でも発見が遅くなるのでは?と、そういうことを知れました。

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夜回りでは、所在が確認出来ている方だけではなくホームレス状態になったであろう人にも声を掛ける。
その時に役立つのが弁当となる。
声の掛け方は、その時その時で、その人の反応を伺いながら変えていく。
受け取る人受け取らない人、無言の人や身の上話をする人がいて、翌日にhomedoorへ相談に来て仕事に就いた方もいる。
今日渡した方は、「家はある」と言っていたが、障害を抱えているのではないか?と想像して心配した。

心と心を交わし合うまで、全ては想像で動いていくしか無いが、自分たちに出来る事を精一杯する。

無理に仕事をするように促さないし、無理に弁当を食べることも促さない。
いつでも「そっと寄り添う」という姿勢を崩さないで僕たち(てつたろう×homedoor)は取り組んでいます。

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今回も皆さんのおかげで弁当を作ることが出来、人の心と温もりを一緒に届けることが出来ました。
ありがとうございます!

※ホームレス問題は自己責任論で語られることが多いけど、直接会って話を聞いてみないとわからないことがたくさんあります。
※支援団体 認定NPO法人homedoorでは相談者激増のため、相談員を募集しています。ご興味の有る方はコメントまたはメッセージください。

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※クラファンでご支援頂いた寄付も、もうすぐ全て弁当への交換が終了します。この活動を継続し、届ける先を増やすためにも近日中に
【イーデリ】というサービスを発表しますので引き続き応援して頂ければ助かります。

自粛期間時短期間はまだまだ続きますが、店舗を継続し、活動出来るよう日々頑張ります。


よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは「笑顔をなくされた人たち」や「食べることに困っている人」や「一人で悩んでいる人」への支援に使われます。 例:路上生活者、児童養護施設退所者、食べることに困っている人、生きづらくなっている人などなど