0. はじめに(1) 自己紹介 日本の法律事務所に所属する弁護士。金融取引をメインに従事。現在はロンドンにて金融機関に出向中で、年明けに帰国予定の者。 (2) 目的 出向期間が終わりに近づいていることから、この機会に自分自身の振り返りを兼ねて、体験談をまとめたもの。 (3) 留保事項 この種の体験談で公開されているものはあまり見たことがないが、そもそも出向先や出向元との関係上、書けることが限られるから、わざわざリスクを負ってまで書いて公開する人はあまりいない。悩みながらも
私のことです。 私は紆余曲折を経て、現在、弁護士としてファイナンスや国際取引などを専門に扱うようになり、アメリカのロースクールにも行っています。もしかしたら人によっては、「エリート」などと思われる方もいるかもしれません。 しかし、新卒で入った法律事務所では全く評価されず、自分の可能性を信じられなかった時期もありました。 同じように、職場でうまくいかずに苦しんでいる人の参考になったらと思いシェアします。 なお、このブログは、業界人に限らず色んな人にみてもらいたいと思って
私は日本の弁護士ですが、現在、アメリカのロースクールに留学しています。 今から6年半ほど前のこと。 新卒で入った法律事務所で仕事をとれずに途方に暮れていた私は、求人サイトを眺める日々を過ごしていました。 そんな中、目に留まったのが、政府系の銀行で国際法務を扱うポジションです。 しかし、給与は下がるし、雇用は3年間の期限付… 運よくオファーをもらったはいいものの、当時私は、それとは別に日系のシンクタンクを併願しており、最終面接までこぎつけていました。正社員としての雇用
私はこれまで、弁護士として、日系企業の海外投資などのいわゆる渉外案件を中心に経験を積んできました。契約書は英語ですし、交渉相手とのコミュニケーションも英語を使います。 「何それ、よくわかんないけど難しそう。」などと思う人もいるかもしれませんが、必要最低限な英語力に関してはぶっちゃけ大したことありません。 今回は、渉外弁護士にどの程度の英語力が必要なのか、なぜ私がそれを「大したことない」と評価してるのか、少しでもイメージが湧くようにお伝えできたらと思います。 どんな場面で
※写真は若かりし頃の私です。 金融取引を専門とする弁護士です。海外案件も多いので、現在一時的に米国フィラデルフィアに移り、ペンシルバニア大学のロースクールに留学中です。扱うネタとしては、当面はリーガルの話が中心になりそうですが、それ以外の話も展開したいです。 職業柄、文章を書くのに抵抗はないですが、ブログは初心者です。 私は全くお喋りな性格ではないので、私を知る人は意外に思うかもしれませんが、Noteを始めたきっかけを少し話します。 東京での生活は、家と職場の往復でし