世界は救えないけど豚の角煮は作れる

世界は救えないけど豚の角煮は作れる にゃんたこ

 本は知識や情報を得るものと思っている私は小説やエッセイをあまり買わない。それらに知識や情報がないと言っているわけではない。自己表現の芸術として書かれた文章に込められた思いを読み解くよりも、ストレートに主張の書かれた文章を読む方が楽なのだろう。そんな私だが、にゃんたこの動画を食い入るように見ていた時期があった。そいつが本を出すと言うのだから買ってみようと思った。というよりウキウキして買った。

 少し前に読んだから、思い出そうと目次を見てもなんのこっちゃわからない。少し読んでもなんのこっちゃわからない。物書きが書きそうな文章だ。でも、それがよかったし、自分と全く違う価値観、生活、性格を持って生きている人間がいることが改めてわかった。

 食わず嫌いかもしれないが小説がなんとなく苦手だ。映画も見れないことはないけど好きと言うわけでもない。自分の苦手なことを大量に読みこなしている彼女に憧れる。だからおかなななこの本も買ってしまった気がする。

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