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君は僕の宝物

槇原敬之さんが、また逮捕された。
21年ぶり2度目と言う事で、甲子園出場高で言えば、「前回の先輩方の成績を超えたいです!」なんて言う初々しさも感じられそうな頃合いだが、マッキーさんは、もう50歳である。

前回の逮捕時もタイムリーでニュースを見ていた世代の僕からすると、正直今回は大した衝撃もなくて、「あぁそうなの。」ぐらいである。

前回の時は、覚醒剤で逮捕と同時に、各週刊誌が今まで留めいた稀代のヒットメーカーのセクシャルな部分を一気に解禁にした為、
「男と同棲」や「一緒にいた男との関係」「彼は実は同性愛者」と言う完全な好奇な目線からのパワーで世間も盛り上がっていた様に思う。

でも時代は変わり、LGBTなんて割りと当たり前になってしまった現代では、「損害賠償◯◯億円」ぐらいしか燃やす燃料がなく(まぁ、それだってどうでも良い話だが)
何より2度目なんて、皆もどうでも良い話にもなっちゃってますよね。

ただ、一応今更ですけど

僕、槇原敬之さんメチャクチャ好きだったんです!!涙

本当に素晴らしい歌詞とメロディーメイカーなんですよ!!涙

はい。スッキリしました。

で、この手のクリエイター逮捕時に絶対に語られるのが、「作品に罪はない」的な論調で、「マッキーの音楽はどうなるの?」が騒がれると思うのですが、

結論から言うと、僕はCDの出荷停止と回収、デジタル配信の停止という措置は当然かなと思ってる側です。
(特に一度目の逮捕以降の、もうやりません後にプレスされた作品)

これは、リスナーの感情以前に企業やスポンサーさん、レコード会社さん、使用した採用した側に火の粉が及ぶ可能性のある事ですし、
言い換えれば、(語弊がありますが)健全な槇原敬之さんに価値を見出して投資した人間たちからすると、結局ただの裏切り行為でしかないからです。

「夫婦で保険」とか言って、おしどり夫婦で保険オススメやってるのに「実は、この二人は関係最悪で別居してますけどね。」とか何か「?」じゃないですか。
(なので、あの手の契約には期間中の離婚のNGなどが当然盛り込まれています。)

それと一緒で、「これこれこう言う貴方だから、価値を見出して契約します」の時点で、これが反故にされたら、「御破算願いましてーはー」になって当然なんです。
見た目、才能、イメージ諸々に対しての投資、出資なんですから。

で、これを乗り越えるにはどうするかっていうと、この辺はキングコングの西野亮廣さんも良くおっしゃってます「ダイレクト課金」のシステムにするしかないんですよね。
誰かを挟んで価値を見出して成立するのではなく、槇原敬之さんが自立成立する形で発信していく。
HP立ち上げてそこからのECサイトのみで販売したり、(規約が許してくれる範囲のインフラを使って)自主配信したり。
そうすれば、今までの、そしてこれからの槇原敬之さんを理解した人は買う。理解できない人は触れる必要もない。簡潔ですね。

ただ過去の原盤権がどこに属しているのかは問題で、基本はレコード会社が作った作品の権利は持っていると思われますので、
もうこれは仕方ないですね。過去の作品としては槇原敬之さんにはもうどうこうできる話じゃないです。

ただ、作詞作曲の著作権は槇原敬之さんにあるはずなので、これから新しく自分でレコーディングして自分で新しくCD焼き直せば、それは槇原さんの物でしょうかね。
(確かテイラー・スウィフトさんもこの辺の原盤権の問題では揉めてた気がします。。)

確かに、無機物的な音楽には罪はないです。
でも、僕らが思い出を曲に乗せるように、曲にはアーティストが乗っていると僕は思っています。

僕には音楽は温度のある脈打つ生き物です。
だからこそ、応援できたり、感動できたりもできると思うのです。

なので、僕はやっぱり同じ思いでは聞けないですね。曲の端々にやっぱり覚醒剤はチラつきますから。まして、前回の「もうしません」からの、「やっぱりやってました」は論外です。

聞くとしても、僕もその情報を知らなかった頃の自分にチャンネルを切り替えて、少しノスタルジックな気分で耳を潤す事になるでしょう。

まあ、覚醒剤打ちながら、産みの苦しみにもがき、抗い続けて紡いだメロディーラインだと思って聞くのもまた違った味わいがあるものでしょうけど、それもなんかね。残念ですが。。

まあ、最後にマニアックな話になってしまいますが、

僕は槇原敬之さんの「てっぺんまでもうすぐ」と言う曲が大好きです。

この曲は、一日デートした相手との帰り道、肩に回す事の出来ない手で、ずっと電車の手すり持ってる様な男の子が主人公なんです。最後の最後に勇気を振り絞って想いを伝える繊細で優しい男の子のストーリーなんです。

歌詞って、自分の中の細胞で書くものでもあって、確実に槇原さんの中に、こう言う細胞が息づいてたと僕は今でも疑いません。

だからこそ、この歌詞を紡げる槇原敬之さんが大好きでした。

聞くたびに素晴らしい情景を浮かべてくれるそのメロディーと言葉が好きでした。

もう新譜に手を伸ばす事は、あまりないかもしれませんが、僕の心の中には彼の温度がずっとずっとあります。

本当に有難うございました。

そんな個人的な想いを最後に綴って、本日は〆たいと思います。


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