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山陰の旅② 隠岐の島へ(前編)

隠岐諸島は日本海にある島根県所属の島々です。島根半島から北東へ約65km、向かって南西側の西ノ島、中ノ島、知夫里島の3島(どうぜん)と北東側の島後(どうご)の計4島に人が住んでいます。古くは後鳥羽上皇や後醍醐天皇が流された流刑の地であり、古くから大陸との交流などから文化の先進地でもありました。また隠岐諸島全体は世界ジオパークに指定されている地でもあります。

島後へ

朝、島根県の七類港からフェリーで2時間半、島後の西郷港に到着。この日はレンタカーを借りて島後の観光です。まずは島を代表する神社「玉若酢命神社」へ。隠岐造といわれる独特の様式で作られています。

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島後は周囲211Kmの島。この日は観光地を巡りながら約半周回ることになります。島の南西部にある屋那の松原・船小屋群。昔ながらの船小屋がずらりと並び、今もなお利用されています。

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そこから時計回りに北上。隠岐の島一番のパワースポットともいわれる「壇鏡の滝」へ。日本の滝100選にも選ばれています。

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そこからぐるっとまわり、遅めの昼食を食べます。隠岐の島でのこの時期の味覚の代表はさざえ。なかなかお目にかかることのないさざえ丼。

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お腹を満たしたところで海外の絶景を見ることのできる白島展望台へ。

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隠岐の島の北側の海岸線は日本海からの波風にさらされて切り立った崖になっている場所が多くあります。この白島展望台からもその絶景を眺めることができます。
本当ならこの後ローソク島の展望船に乗る予定だったのですが、強風のため残念ながら欠航。ホテルに戻り夕飯をいただきます。

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隠岐の島の海の幸、隠岐牛などをいただきます。

島前、中ノ島へ

翌日、朝、フェリーで島後から島前、中ノ島へ向かいます。

島後の西郷港から約1時間。中ノ島の菱浦港に到着。ここではレンタサイクルで島内を見学します。ここ中ノ島は承久の乱で敗れた後鳥羽上皇が流された島。後鳥羽上皇が流された場所には隠岐神社と火葬塚がおかれています。

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その後、島内をレンタサイクルで観光。島の北東部に位置する明屋海岸へ。
ここの崖は、隠岐の島での火山活動の歴史を見ることが出来る赤い崖。(ハート形の穴、わかりますか?)

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その後も中ノ島を自転車で散策。隠岐の島は神社も多いところで、そのひとつ、宇受賀命神社もパワースポットとして知られています。

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この日のお昼はこの島の名物、寒シマメ漬け丼。寒シマメとは一番美味しい旬の時期のイカのこと。これを漬けにしたものに生卵をからめて食べる料理です。美味しい!

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(これをご飯に乗せて丼にします。)

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島前、西ノ島へ

中ノ島を後にし、船で10分、続いては西ノ島へ向かいます。内海のためほとんど波もない穏やかな海です。

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この日の午後は、西ノ島の一番の見所、国賀海岸へ向かいます。
西ノ島町の西海岸一帯は、日本海の激しい海食作用を受けて大断崖・奇岩がそそり立ち、隠岐諸島の中でも一番の景色だと思います。

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アーチ状の岩の架け橋「通天橋」。ここから海面から257mの高さに垂直にそそり立つ摩天崖(まてんがい)まで1時間かけて登っていきます。

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崖の上は牧草地になっています。

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これが摩天崖です。写真では迫力が伝わらない・・・

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たまに落ちる牛や馬もいるらしい・・・

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1時間、絶景を見ながらのトレッキングは生涯忘れられないぐらい素晴らしいものでした。
摩天崖からはタクシーで島内をまわります(島のタクシーは4~5台しかないらしい・・)目の前を馬がふさぎます。

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牛の親子もこんなところに。

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先ほど歩いた通天橋~摩天崖を赤尾展望台から。

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日本海の波風にさらされたこの付近の海岸は本当に見所抜群でした。
この日はこのまま西ノ島に宿泊し、さらに隠岐の島観光を楽しみます。

続く

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