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山陰の旅④ 城崎~京都へ

山陰の旅シリーズ④ 最終回です。前回の記事はこちらから。

山陰本線の旅、城崎へ

隠岐の島4日目の朝、高速船で島を離れます。

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高速船は1時間強で鳥取県、境港に到着。米子まで路線バスで乗車した後、JR山陰本線を日本海沿いに東に向かって進んでいきます。

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途中鳥取駅で乗り換え。この日のお昼は駅弁です。鳥取名物アベ鳥取堂の元祖かに寿しと、

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米子で購入した「米屋吾左衛門鮓」。鯖の押し寿司ですね

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鳥取からさらに東を目指して各駅停車で出発。
鉄道写真のスポットで知られた余部鉄橋(現在は余部橋梁)

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そしてこの日の目的地、城崎温泉にようやく到着しました。

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城崎温泉は、数ある温泉地の中でも私自身好きな温泉地1位タイの温泉地。温泉地そのものを大きな旅館として、駅が旅館の玄関、そして街を浴衣を着て歩き回り、外湯に入る。そんな楽しみ方ができる温泉地です。

旅館にチェックインをしたあとは、早速外湯めぐり&温泉街の散策へ。

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ちなみに旅館の部屋からは城崎の温泉街の柳並木も見えました。

城崎の外湯は全部で7か所。旅館の宿泊客は入浴料が無料になります。とにかくひたすら入りました!

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翌日の朝までにこの日営業していた6つのお風呂に入浴。温泉地を堪能しました。

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天空の城、竹田城跡から明智光秀ゆかりの福知山

翌日、城崎温泉をあとに、さらに東へ向かいます。豊岡駅でレンタカーを借りて、約1時間。まずこの日に向かったのは天空の城といわれる日本屈指の山城「竹田城跡」。

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車の駐車場から山の中腹まで専用の路線バスで向かいます。その終点からさらに15分ほど歩いていると山の上に石垣が見えてきます。

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山の上からは街が見えています。

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山の上ですが、上部の曲輪の面積がかなり広く、石垣もしっかりと残っています。真夏の暑い中で大変でしたがなかなかの迫力でした。今度は雲海の時期に狙って行ってみたいところ。

さらに1時間車で走り、次に向かたのは福知山。この町は今年の大河ドラマ主役の明智光秀が城を大修築し福智山城としてから、城下町として栄えました。光秀はたびたび大氾濫を起こしていた由良川の治水にも成功し、今でも地元の方に慕われているようです。

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復興天守ですが、見事に再現されています。ちなみに下の資料館では大河ドラマ「麒麟がくる」展が開催されていました。そういえばこの日の昼食は時間がなく、京都の志津屋さんというパン屋の人気メニュー「カルネ」をいただきました。

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京都・高雄観光と川床&舞妓さん

この日の宿泊地は京都の高雄。京都市内の北部に位置する土地。37度を超える猛暑の京都ですが、この高雄は多少はましです。
そしてこの日の夕食は、旅館の川床を利用した川床料理です。

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屋外なのでエアコンはありませんが、川沿いでそれなりに涼しい!

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食事をしていると舞妓さんがやってきて、それぞれのテーブルをまわってくれます。

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宮川町の舞妓さん「君光」さん。こんな風にツーショットでの写真も撮ってもらいました(笑)

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他にも2人の舞妓さんが来て、踊りを見たりお話したりと、京都ならではのちょっと贅沢な体験が出来ました。

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翌日、この旅ついに9日目の朝(笑)。そういえば国内でこんな長旅は初めてです。せっかく高雄を訪れていたので、午前中は三尾めぐりといわれる高雄の3つのお寺を散策。
まず訪れたのは神護寺。長い階段をひたすら登ります。

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神護寺といえば、厄除けのかわらけ投げの発祥の地としても知られています。(特にどこか目標があるわけではなく、厄除けを念じて投げるのみ!)

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京都の避暑地、高雄。川沿いには涼をもとめて遊びに来る人がたくさん。

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そんな人たちを横目に見ながら、2つ目のお寺、西明寺へ。三尾の中では一番小さなお寺ですが、雰囲気のあるお寺。紅葉の時期にまた来てみたいところです(こんなに空いてないですけれどね)

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そして3つめは鳥獣戯画で知られる世界遺産高山寺。鳥獣戯画そのものは国立博物館などに保管されここで見ることはできませんが、国宝の石水院など見所も十分。

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高雄の観光を終え、京都市中心部に降りてきます。夕方の新幹線の時間まで最後の観光です。まずは北野天満宮へ。

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北野天満宮では、七夕神事の「御手洗祭」に参加。旧暦の七夕の時期に足を水につけて厄払いする行事で五色のろうそくに火をつけ、願いを込めて奉納する「足つけ灯明神事」を行っています。

続いては晴明神社。ご存知、陰陽師 安倍晴明公をお祀りする神社。

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最後はやはりサッカーファンとしてはここ、スポーツの守護神、蹴鞠の神様の白峯神宮をお参りします。

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この3つの寺社を巡るときには35℃を越える京都の夏の暑さで、かなり体力を消耗しましたが。

というわけで京都の駅に向かい、ようやく新幹線で帰路につきました。
今年は海外へは行けなかったので、その分国内でもまとまった時間がないといけないと思っていた隠岐の島をはじめ、山陰をゆっくりと見学することが出来ました。登山やシーカヤックなどもできて充実の旅行でした。再訪の機会がありますように。

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