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#213 質感をしっかり追求していきたい


古いティーポットを描きました。

かなり久々に静物を描いた気がしますが、静物を描くと質感を出す大切さを思い出します。
絵のテイストもあるのですが、静物画を描くとき以外は質感がさっぱりしがちです。

静物画だけでなくどのタイプの絵を描く時も思うのですが、描き込みが足りない段階だとこの後クオリティを出せるのか結構ヒヤヒヤします。
しっかり描きあげる事に対してまだ自信がないです。
ただ、自信がどうとかそういう事に悩んでもあまり意味はなく、自分が求めるクオリティになるまでただひたすら描き続けることだけが重要な気がしています。
粘り強く描き続ければ段々いい感じになってくるので、途中の段階では出来栄えを全く気にせずただひたすら描くメンタルになっていきたいです。


質感を出すことを心がけましたが、かなりゴリ押しです。
手数を増やすことで何となくそれっぽく見せているだけで、拡大されるとテキトーに描いていることがバレます。
乗算、加算、オーバーレイなどいろんなレイヤー効果を使いました。
今のこのゴリ押しの描き方では上手くなっていけるのか疑問です。
と言うか上達の道筋としてはかなり遠回りになるのではと思っています。
手数に頼る描き方は結局のところ力技、努力賞的な気がしています。
それぞれの質感の描き方をしっかり学んで何でもすらすら描けるようになりたいと思っていて、最近は何を描く時も描き方のお手本を見るよう心がけています。


今回のティーポットは、背景を描けるようになることに繋げるつもりで描きました。
背景が描けるようになるために
試行錯誤中です↓


小物、オブジェクトのクオリティを上げることが背景を描けるようになることに繋がるだろうと思っています。

ついつい見たまま、写実的に描こうとしてしまいますが、自分の絵のテイストにあったタッチや明度、彩度で描けるようになることが一番重要だと最近は考えています。
デフォルメテイストなのに周りの景色や小物がリアルだとチグハグになりそう。
絶妙なバランスもあると思いますが。


途中の段階です。
自分のテイストに合わせるならこのくらいの描き込みをブラッシュアップしていけば十分かもしれません。


リアル寄りではなくデフォルメテイストを意識しました。
参考にした写真よりも彩度や明度を上げました。
輪郭線もあえてほんの少し太くして印象を強めました。
デフォルメテイストを意識したのは描いている途中だったので、デフォルメテイストにほんのちょっと寄っているくらいの仕上がりです。


全体ではなく一部分でもクオリティを上げてバランスを見てみることも必要な気がしてきました。
一部分を浮くくらい描き込んでそれを基準にして他の部分も同等に描き込んでみると全体のクオリティのアップが図れる気がします。
今回の描き込みを100%として考えると普段は20〜30%くらいの意識で細部を描いているような気がしてきました。
めちゃくちゃリアルで描き込まれた絵が描きたいわけではないのですが、完成と思う段階のさらに先に自分が求めるクオリティがあるかもしれないのでしっかり描き込むことも意識していこうと思います。



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