#211 人物イラストが描けるようになりたい!No.25
人物イラストが描けるようになるためにまず描き慣れようという試みの第25回目、1月後編です。
1月に描いたものを一部5月に加筆修正しています。
前回↓
1月の課題
12月に引き続き老若男女幅広く描くことと、全身が描けるようにポーズを描くこと。
↑と設定しつつ今回の後編では10〜20歳くらいの見た目の人物しか描いてません。
彫りの深い男性を描きました。
影面の表現がいい感じに描けたと思っています。
影面はあえて平面的に捉えることで立体感が際立つように感じます。
光が当たっている面と影になる面の境目を強めに描き、影面はあえてフラットに直線だけで描きました。
影と言うよりかは反射光と言った方がより正確かも。
彫りが深い男性は立体感を意識して描きたいと思っています。
女性の場合は顔の凹凸は際立たせず、滑らかさを意識しています。
物静かそうな女性を描きました。
顔のパーツを整った配置にすることが課題の一つなのですが、この絵もやはりどこかバランスが悪い感じがしたので修正しました。
バランスは良くなったと思うのですが最初の物静かそうな印象はなくなりどちらかと言うと強気そうな印象になった気がします。
絵的なバランスとしては問題ないと思うのですが、最初の印象を変えずにバランスを整えたいと思ったので最初の段階に戻り再度修正することにしました。
加筆修正する時は描き加えたものが良い方に働いているかどうかを判断できるようにコピーしたものに加筆修正するようにしています。
二度目の修正版です。
右目の角度を修正し右側の前髪をやや伸ばし口を小さくしました。
一度目の修正と同じく左後頭部のボリュームもアップさせました。
最初の印象のままバランスを修正できたとは思うのですが、どこかまだ修正ポイントは残っている気がします。
とりあえず今回はここまでにしました。
髪の塗りをかけ編みで表現しました。
滑らかな髪、凹凸が少ない髪型に色んな表現を掛け合わせるのも面白いと思ってます。
一つ前と違って立体感のある髪型だったので髪の流れに沿った線を描きました。
モノクロで描く時はしっかりと髪の流れを追った方が密度が出ていい感じになる気がします。
また顔のアップばかりになっていることに気づき、思い出したようにポーズを描きました。
でも描きたいのはこう言うポーズではないかも。
でもとりあえずなんでも描いてみるのが重要な気がします。
元の絵を載せていませんがこれも目を修正しました。
目線を合わせるのがまだ難しいです。
1月にオリジナルも描くぞ!と思って描き始めたものの、イメージしきれず早々に描くのをやめた絵です。
しかしオリジナル人物こそ描くべし!とこの前のnoteで思ったのと、5月の自分の中の課題がオリジナルの人物を描く、だったので、再チャレンジするべきだと思い描き直すことにしました。
元の絵は人物をほぼ真横から見たような構図だったのですが、それをもう少し見上げるくらいの角度に調整しました。
顔の角度の調整と帽子のツバの裏面を見せることで見上げてる感をしっかり出すことができました。
右腕もポーズを強調するためにやや長くしてあります。
魔法使いのイメージなのですが、元のデザインだと一昔前のイメージの焼き直しみたいになってしまうと思い、どうにか新しい印象にできないか考えました。
最近のファッションの柄や素材を魔法使いのイメージに取り込むことで新しい印象にできないか模索しました。
最初にポケットの模様を描いた時に三角のポケットにしようと思いつきました。
全身に三角の模様を描くと新しい印象に近づくかもと思い、魔法使い+三角というイメージで描き進めることにしました。
メインカラーも明るいグレーに変えました。
魔法もデジタル感を意識して、CG的な三角を発生させているポーズ、ということにしました。
精度を上げていく部分はまだまだありますが、衣装、ポーズ、パースを自分なりに考えて工夫した絵を完成させることができたので何というか、嬉しかったです。
最初に描いた時はうまくいかず無かったことにしたいくらいでしたが、再チャレンジして良かったと思いました。
最近ポーズとかパースをどうにか強化しなければと思い、箱で人体を捉える描き方を再度学んだりジェスドロに取り組んだりしています。
その効果を発揮することができたと思います。
修正後しか載せていませんが、この絵も目線がおかしい気がしたので修正しました。
こちらも修正後のみ。
元の絵の線の強弱がイマイチだと感じたので線の強弱をはっきりさせました。
1月の振り返り前編から加筆修正する時に線を太くすることを頻繁にやってきました。
線の強弱をつけることは自分の絵を補強する手段として合っている気がします。
とりあえず描いた座りポーズの男性。
描き直し候補の一つだったのですがこれよりも描き直したい絵があったので修正は見送りました。
全身の絵。
全身を描く時も何かしらわかりやすいポーズをしていた方が描いていて楽しいと思いました。
ファッションの写真をモデルにすることが多いのですが、ファッションを見せる立ちポーズだと落ち着いたポーズが多いような気がします。
動きがあるポーズを描く方が自分としては楽しく感じます。
1月に描いた中でこの絵ははじめて独自のバランスを意識して描きました。
他の絵も描き始める時に人体のポーズがどうなっているかをまず描きます。
今まではモデルのプロポーションを基準にデフォルメした素体を描いていました。
この絵に関してはまず自分が決めたバランスの素体を描き、その素体に合わせて服を着せていくという順番で描きました。
いつもと大きく違う点は足の長さです。
足を全身の半分くらいの長さに設定した素体を描いてから描き進めました。
頭も大きめにしています。
一つ前の男性の絵と比べるとバランスの差がわかりやすいと思います。
自分が決めたバランスの素体を元に描き進めることで自分が描きたいイメージかなり近づけることができました。
今までスプラトゥーン的なバランスに近い、デフォルメ強めの人物を描こうと試みたことはありますが、それ以外ではモデルのプロポーションを基準にしていました。
最初に自分が描きたいバランスを決める、当たり前のことかもしれませんがそれを何故か今までやっていませんでした。
この気付きにより人体のバランスが少しとりやすくなった気がします。
等身は高いですがこの絵も自分がイメージしたバランスの素体を元に描いています。
いくつか候補はあったのですが、この絵を修正することにしました。
等身をリアル寄りからデフォルメ寄りにしました。
前回は、アナログ(シャーペン)のざらつきを活かした線画いい感じ〜と言っていましたが今回のカラーの線画はデジタルの鉛筆ブラシを使って描きました。
ざらつきがあるラフな線がいいと思っていましたが、やっぱり綺麗な線の方が見やすくて良いかも。
完成版です。
元の服や髪の色から少し変更を加えました。
元は髪は茶髪でトップスが黄色でした。
何となく気分で変えました。
線も塗りの感じも満足できる仕上がりになりました。
ジーパンの生地の明るい部分は、鉛筆ブラシで明るい色を載せて濃度を下げました。
少しでも工夫をすると良い感じに見える気がします。
この絵は割と自然で柔らかな感じにかけました。
たまにはカラーにしようと思って色を塗ることにしました。
この絵は5月に加筆修正したものではなく1月に描いたものです。
塗ってみたものの元の良さが消えてる気がします。
この絵も描き直しの候補でしたが、すでに塗ってあったので違う絵を修正することにしました。
これも確か素体のバランスを意識して描いた全身ポーズです。
かなりラフなところで止まっていますが、そんな時もあります。
というかこれ以降だいたいこんな完成度です。
くたびれてたかも。
この絵もこのまま載せようかと思ったのですが簡単に修正しました。
バランスが全体的に右側に傾いている気がしたので歪みツールを使って大きく修正しました。
太めの線を使うとどうしても繊細さは失われてしまいますが、バランスは良くなったと思うので良しということにしておきます。
首元の影の線の傾きとかでも印象が崩れて見える原因になるかもしれないので、細かい部分もしっかり意識してこうと思います。
この絵に関してはよく覚えていないのですが4パターン描きました。
一番最初に左上を描いたのですがうまくいかけませんでした。
いつもは修正するのですが、この時は修正するのではなく何回も描いてみることにしたような気がします。
同じ人物を何回も描くことがほぼないのですが、この絵のように何パターンも描いてみるといろんなパターンを比べることができていいかもしれないと思いました。
この絵は描いた時点でいい感じだと思いつつ、きれいに仕上げることはしませんでした。
気に入っていた絵だったのでカラーにすることにしました。
瞳の下半分に服などに使った色を使うと統一感が出て、なおかつちょっとおしゃれな感じになる気がして少し前からこの塗り方をしています。
背景も人物に使った色を使って簡単に描いてみました。
背景、色の配置だけでもしてみて楽しさをプラスしていきたいです。
この絵も修正しようか迷いましたが両手が隠れていたので選びませんでした。
印象はいい感じだと思っています。
ポーズのくの字を強調してみました。
上下に並んでいると違いがよくわからないと思いますが、ポーズをより強調するような修正をしています。
今回の加筆修正はこの絵から始めました。
1月中編の加筆修正ではほとんどがアナログの線を再利用していましたがこの絵は何となく気が向いたので線画を清書することにしました。
清書をしてみた結果、線が整っている描き方もスッキリ見えてやっぱり良い!と思いました。
なので今回描き直した4枚は全て線画を清書することにしました。
服の光が当たっている部分をぼかさずに描いてみました。
いつもと違う雰囲気になり、こういう塗り方もありだと思いました。
失敗を恐れず、めんどくさがらず、とりあえずやってみる精神でやっていこうと思います。
元のモデルがストリートスナップ風で、植木鉢がたくさん置いてある風景だったのでそれっぽい背景にしてみました。
囲んで塗るツールを使って植物を描くという投稿をX(旧Twitter)で見かけたのでそれを試してみました。
それっぽく見えるものを描くだけでクオリティが上がる気がします。
簡単に描く工夫を色々覚えて活かしていきたいです。
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前回と前々回はカラーを増やすことを意識していました。
今回は枚数を絞ってクオリティを上げることを意識しました。
残会の振り返りで、カラーの絵は増やしてるけど描きたいはずのオリジナルを描いていないことが気になったので、1枚ではありますがオリジナルの人物を描いてみました。
前回のnoteを書いた時に、やろうと思っていることから逃げているような気がして、自分の弱さみたいなものを感じて何というか少しショックでした。
このままではまずいと感じました。
その気持ちを払拭するべくオリジナルの人物イラストに取り組みました。
以前よりも自分が満足できる人物が描けて嬉しくなりました。
何だかホッとした気持ちでもあります。
結局のところうまく描けないかもと思う気持ちがあったのだと思います。
まだまだ失敗を恐れる気持ちがあるので、ミスを恐れず、むしろミスして課題を見つけてそれをどんどんクリアするという気持ちでやっていきたいです。
前編と中編で行った、形を直したりカラーをたくさん描いたこともレベルアップにつながっている気がします。
オリジナルの人物を描くのに必要なものをある程度揃えることができたかも、と思っています。
これからは、モデルを見てデフォルメ化することもやりつつ、オリジナルの人物も積極的に描いていきたいと思いました。
あと、説明する文章がイマイチな気がしているのでそこもどうにかレベルアップしていきたいです。
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