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ご機嫌になれる環境づくりを。

糸島に移住して、間もなく4年。

東京では公共交通機関での生活でしたが
今やすっかり車が中心の生活となりました。

運転自体はもともと好きだし
最近では好きな音楽を聴くだけでなく
気になる人のYouTubeでのトークを
( 中西哲生さんやひろゆきさん等 )
Bluetoothで聴きながら運転するという
新たな楽しみ方まで見つけてしまったので
移動時間がさらに好きになっています。

そう、そもそも「移動」が好きなのです。

歩きでも、自転車でも、車でも
バスでも、電車でも、飛行機でも。

立ち止まってじっと考え事をしているときよりも
移動しながらふわっと考えているときの方が
前に転がるようなアイデアや考え方が生まれてきて。

だからこそ
移動の時間にもっとワクワクできるようなことを。

そして、移動だけじゃなく
自分が関わっている場所すべてで
ワクワクしていけるような環境づくりを。

今年に入ってそう思うようになったので
車でのYouTubeトークで
自分の心が弾むようになってきたのは
なんだか無性に嬉しい日々なのであります。

他人には理解されなくても
自分は喜びで満たされるような環境設定を。

そういう意味で
世界の5都市を舞台にした
タクシードライバーと乗客の人間模様を描いた
ジム・ジャームッシュ監督の
『 ナイト・オン・ザ・プラネット 』の世界観は最高。

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クセのあるタクシードライバーたちが
「 お客様にご利用いただいている 」ではなく、
「 自分の世界にようこそ 」なスタンスで。

下北沢にあるカフェ
『 ベアポンド・エスプレッソ 』の
“ 田中勝幸さん ” のこの言葉のような世界観。

 「 人生は自分だけのものだから
   たくさんの人に理解されなくてもいいんです。
   家族や大切な人だけがわかってくれればいい 」

 「 僕の考えでは
   この店でマシンの前に立っている時は
   自分はキング。何か言われたら
   “ お前、誰に向かってモノを言ってるんだ ”
   と堂々と言える。
   でも、そこから一歩出たら
   僕は浮浪者と同じ。
   そういう生き方なんですよ。 」

それに近かったのが
コスタリカの路線バスのドライバーたち。

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バラードをかけまくるドライバーがいたり
お気に入りチームのサッカーの試合を
ラジオで流すドライバーがいたり
ウエスタンハット&レイバン風サングラスの
強面ドライバーがいたり。

それぞれのバスが
その人の好きで溢れた空間でした。

一度、こんなことが。
ドライバーは、もうすぐ60歳くらいのおじさん。

ラテンドライバーならではのスピードで
直線では周りの車をぶち抜き
カーブは攻めに攻め、サッカー選手だと
バルセロナ時代のロナウドみたいな運転手。

赤信号で止まると
何かを確認しながらバックミラーを動かし始めました。

そのミラーの先に映ってるのは
スタイル抜群の美女。

おじさんはその子に向けて盛んに目配せをして 
気づかれないとわかると手を振って
ナンパを敢行したのです。

しばらくして気づいた美女。

まったく嫌な顔をせずに
愛想よく手を振りかえして、おじさんニンマリ。

微笑ましくてすっごくよかったのですが
ひとつだけ困ったことが。

それは信号が青に変わると
美女のリアクションでテンション上がったおじさんが
さらなる怪物ロナウドになってしまうこと。

コンポステーラ戦のときのような
誰も止めることのできない無双状態になり
カーブでのスリリングさは
それはもう半端なかったのでありました。

自分のご機嫌は、自分で取りに行くべし。

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急速に広まりつつある
音声版SNS「Clubhouse」をちょっと前から始めて
使い方や面白さもだんだんとわかってきたので
次はこれを移動に組み込んだら楽しいのかもなぁ。

やっているみなさん
よかったら面白いこと企てましょう。

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