不幸中の幸いほど感謝が湧いてくる
こんにちは...
中原よしおです
の続きの話をさせて頂きます
サイレンの鳴らない救急車に乗って病院に到
着した私はすぐにレントゲン撮影室へ
レントゲン撮影のおじさんが、撮影のための
板?を足に張り付けた時の冷たさは今でもぼ
んやりと覚えています
撮影が終わりすぐに診察です。しかし先生は
首をかしげています
僕(ボク~)。。(幼稚園生なので私はボク
と呼ばれます)
先生は言いました
「本当に車にはねられたの」?と
私は大きく何回も頷きました
先生はさらに続けます
「足の上を車が乗って走ったなら、骨は折れ
ているハズなのにな~」と
「ね。本当なの?」と
「でも、足にタイヤの跡が残ってるしな~」
先生が独り言のように喋っている姿が、だん
だん面白くなり、同時に腹ただしくなり、わ
けがわからない感情になりました
隣で話を聴いている看護婦さんもニコニコし
ています
診断名は無傷。。
看護婦さんに足に付着したタイヤの跡を丁寧
に拭いてもらい終了でした
「もう歩いていいよ」と言われ。上手に歩い
て見せました。そして褒められました
ほどなくして、母親が病院に到着しました
前もって事情を聴いていたのか、今にも笑い
だしそうな顔で
「あんたがボケっとしてるからやろ」と言わ
れました
私は必死で事の真相を説明しましたが、聴く
耳を持ちません
そして続けて母親は言いました
「神様に感謝しなさい..」
その言葉は私の心にいまでも鮮明に残ってい
ます
自動車にはねられた時を思い出すと、今でも
思う事があります
なんで、助かったんだろう。なんで、無傷
だったんだろう。と
あの時、母が言ったセリフ「神様に感謝しな
さい」
神様は本当にいるとしか思えない
事故の体験を思い出すたびに、感謝の心が湧
き出てしまうのです。
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