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Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)

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優しい世界の作り方の小説です
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#Z世代

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)②

翌朝起きたら、シェフが都市部に行きたいという話を聞いた。 「シェフ、都市部に行くんだね、…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)⑩

最近では隣山とかに小さなグループができてきた。 「こんにちは、鈴木といいますがここに一緒…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)⑦

夏の日の夕方、ゴーという音が山中に鳴り響き、地面は大きく揺れ始めた。 「地震だー」 と叫ん…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)⑥

僕たちのグループ以外の人達はみんな便利な生活を求め、都市部に移住してから数年が経った。街…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)⑤

人間は欲深い生き物だ。でもそれも無理はない。一度便利で物が溢れた生活を経験すると、どうし…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)④

やりたいことをやるためにはお金を稼がなければならないということだと、物を作ったりしなけれ…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)③

そういえば、小学生の頃って学校から帰ると夕ご飯のことしか頭になかったっけ。 「おかあさん、今日のご飯なに?」ってよく言ってたな。久しぶりにお母さんのカレーが食べたくなった。お母さんが生きているかは分からないけど。 シェフが都市部でお店を開店したら行ってみたいな。でも働いていないからお金がないんだった。ゲームをやりたくてもお金が必要だし、家に住むにしてもお金が必要だ。一度お金のかからない生活をしてしまうと、経済活動のある世界には戻れない。働くことが苦にならないのならいいけど、僕

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)①

夕食後に火を囲み、みんなで都市部の暮らしについて話した。 「今日、山田さんのところに行っ…