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色づく長崎の明日から①

連休の合間。コロナを経ていろいろあって、三年ぶりに長崎に帰省しています。

こんにちわ。埼玉記事ばかり書いてきた僕ですが、実は長崎出身です。
最近、アニメの舞台記事ばかり書いていますが、そろそろ、わが故郷の町や歴史を本気で描いて良かですかっ(圧)!?
てか、最近、長崎歴よりも埼玉歴の方が長くなった、無駄に歳とったなあ。

みなさんにとり、長崎のイメージはどうでしょうか。
幕末など開国による日本の変化をもたらした歴史? 外国とつながる異国情緒な文化? 山あり海ありの豊かな自然? 

住んだことない人はそう言いますよね~。
元県民だった僕がズバリ言うと、「三日であきる!」。
まあそりゃどこも一緒か。故郷なんて。
まあ正直、自然豊かというか山と海ばかりだし、町と思いきや山越えると何もなくなるし。移動に時間かかるし。

どんな町もたまに来るからいいもんで。
僕も秩父に慣れてるから、好きな山の景色に海が加わり埼玉にない景色を楽しんでましたが、母親に「こがんと見飽きた。何がよかっちゃろ?山ばっか飽きっとばい!!」と全否定されてしまいました。

なので、今回はそれに負けず、長崎の価値を再確認し、僕なりに新しい長崎像に触れたらと思います。

長崎の全景を見てみよう!

稲佐山の頂上は、長崎市全体が見渡せそうです。そのせいか、多くの観光客やそれらを誘う県民たちは、バカと煙が高いtkr、もとい、長崎の雑多で豊かすぎる自然と乱立する建物の景色を見て、とりあえずお世辞というか長崎を愛でるために稲佐山に登るのです。

最近出来たスロープカーはフェラーリを手掛けたデザイナーによるモダンな作り。
母は「ケーブルカー」と言ってましたが、正しくはケーブルなんてなくモノレールです。どうでもいいことですね。

僕「いい景色ね。」
母「山ばっか、やぜか(うざい)。」

頂上。では全体を見てみましょう。
中心街。長崎駅、出島や長崎港、浜の町、新地中華街、松が枝埠頭にグラバー園などが見渡せます。

市街地の北(向かって左手)からクローズアップ。

浜の町あたり。
南へ、新地中華街や水辺の森公園。
さらに南の松が枝埠頭。
だいたい普通の観光客が見るところはこの辺り。

駅から市街地の北端(向かってさらに左手側
)へ。長崎駅から大浦天主堂と爆心地公園(平和記念像)と原爆資料館あたり。

駅より北は、ややは外れに来たような。
けど、原爆資料館と同じ建物にある民俗資料館、すぐ崖というか坂の下にある爆心地公園は観光客も必須です!
駅より手前、というか奥に市役所と県立歴史文化博物館、そこを見下ろす風頭山には坂本龍馬像に、坂本龍馬の会社・亀山社中のあと。

さらに北部から、

北部より北に見える、大村湾。

はい、北部から西(向かって下)の山を越えてみると。
福田という地域。昔、遊園地があった盛り場だったのですが。

一転し、市街地中心から南(向かって右手側)へ向かいます。
市街地の松が枝埠頭や大浦海岸から、南へ。戸町から先は蛮国、もとい、辺境の地に。

戸町を越えたあたり。

これより南(川のように見える細長い長崎湾に沿って右手側)が、土井首、三菱の造船地の香焼、伊王島。

後に戸町に移動したときに撮ったもの。右上「展望台」はこのときにいた稲佐山。
ピンは「色づく」の場面の場所。この辺りがグラバー園と大浦天主堂や新地や浜の町あたり。
ちなみに細長い長崎湾の奥が長崎駅、この北に原爆資料館。

さらに南が、軍艦島が浮かぶ先、野母崎。

香焼の造船所が見えますね。

新地~水辺の森~グラバー園「方面」へ

さて、南部の戸町を越えた辺境の地に実家がある僕。
中心街の山の上にある高校に通うのは大変でした。山のふもとの海沿いの細道を通るのに、朝は多くの人が中心街方面に向かう渋滞。
なんと通学に2時間。山をきりひらいた狭い海沿いの道、遅々として進まぬ道。しかし、あるとき市のプロジェクトを宣伝する看板。
「女神大橋、建設」。なんとこれで、この道と、長崎湾はさんて向こう側の稲佐山ふもとに集中する造船所地帯が結ばれる!
するとそっちや、そっち近くにある駅まわりに働きに行く人がショートカットできるのでは!?
「この渋滞が少しでも改善されるなら!」
けど、完成まで十数年。

最近は高校への道もさらに道路が増え、大村空港までの最短道路もでき。
せまく運転も難しい長崎の道路は便利になりつつあります。新幹線も中途半端ですが、これからまだ戦いは始まったばかり。
てか、そもそも渋滞の原因だった当時働き盛りの団塊世代がリタイアし。少子高齢化による自然減少と、長崎で深刻な団塊ジュニアなど若年層による他県への移動での社会減少で、人口そのものが減ったため、渋滞が減ったのかも。
いっそ、松が枝あたりしかない路面電車が戸町を越えて南部の辺境の老人地区まで来ないかな。コンビニ間も徒歩20分くらいで不便!

まあそれはさておき、昼間なら30分で着いちゃう新地へ。
さあ、ここからいつものアニメ漫画紹介。
長崎が舞台で世界に誇る傑作を紹介します。

みなさんは観ましたか?
「色づく世界の明日から」。
さまざまな傑作を出してきたPAWorksの中でもファンの数絶大!

色彩。うっとり。日本アニメの最高の色彩のひとつと思うのです。

今回は前半は、度々現れる「色づく」の聖地巡礼を楽しんでください。

まず、新地ならばこのスポット。新地から出島を右に、長崎港や駅に向かう小道に入る。

僕の推しのキャラ、琥珀が横断します。

さっきの新地に入る前に戻ります。最初の路面電車の画像のところ。昔ダイエーがあったイオンが先に見えたところですね。

さっき新地方面の写真を撮ったところの、お尻の方を振り向けば。
もと市民病院だった建物が生まれ変わったメディカルセンター。この道路はさんだ向こう側が、長崎の外国人居留地街の浜辺であった大浦海岸が生まれ変わった「水辺の森公園」という、長崎を代表するスポットです。

ここの辺りから、水辺の森へ入ります。
昔の大浦海岸

水路と橋が張り巡らせ、海と広い公園に長崎県立美術館。

アニメのは、こっちの橋ですね。

連休なので、何かのイベント中。

ここから南(戸町の先の辺境の老人ばかりの田舎地区)を眺め見る。
もう女神大橋がシンボルですね。

女神大橋から姐さん登場!
琥珀!

さて、水辺の森のキレイな海を望んだら、異国情緒たっぷりの歴史の町を目指しましょう!

海方面から戻り、道路を渡ると、外国人居留地街へ。
グラバー園と新地の間、高校と出雲地区の山のふもとにある石橋電停を流れる大浦川。

大浦海岸と先の松が枝埠頭(国際船の発着場)を見ながら大通りの左手の目立つ脇道に入ると、大浦天主堂とグラバー園の入り口に通じる坂のふもとにたどり着く。その手前のコンビニです。

坂には、みやげやカステラ、喫茶店にレストラン、いろんなお店が並んでいて見るだけでも楽しいです。

坂を登りすぐ。大浦天主堂は世界遺産「潜伏キリシタン関連遺産」でも有名に。ただの教会でお高いので入りません。グラバー園は「明治産業革命遺産」ですが、ただの洋館ですしお高いので。てか、経験済みなので!

アニメ聖地として、狙うのはここです。

この道がアニメの聖地に。
オープニング。走ることで、青春な感じですねぃ♪

この先に、浪の平があり、親戚の墓参りによく行ってました。高校時代、「シャカリキ!」(曽田正人先生)のファンだった友達とともに、長崎を自転車でヒルクライムする「ツール・ド・浪平(なみへい)」を開催したことが。一回で終了。
長崎はせまく急な坂ばかりのため、あまり自転車がないため、東京(埼玉)の駐輪場に驚きました。
しかし、浪平は戸町方面のため市街地方面に戻ります。
大浦天主堂の先の脇道、祈年坂を通ります。

山手方面へ

洋館ならぶ山手から、中間地点の新地に戻ります。祈年坂です。

祈年坂はキービジュアルの場所。

登った先に、無料の洋館。

景色が望めます。
やっと「色づく」感に、出会えた!
のか…?

スカイロードという斜面型エレベーターで下ります。けっこう(標高が)高い!5Fのようです。
あ、路上のエレベーターなんで、もちろん無料。

水辺の森方面に戻る路面電車の石橋電停を素通りすると、孔子廟です。

この手前を素通りし道は右手の方に。

孔子廟もお高、いや目的ではないので素通りです。

さて、オランダ坂。長崎はいろんな坂あるが、このオランダ坂とかで観光客は疲れることでしょう。傾斜20度。
しかし、これくらいは四天王で最弱、坂の四天王なんていませんが。

洋館群の背後を通ります。洋館の見学も良いものですよ。

海星学園に、下には活水大学。キリスト教の私立が多いです。

坂を抜け、オランダ通りを歩くと、湊公園
人々の憩いの場、待ち合わせの場。
ランタンフェスティバルでも賑わいます。

さあ、新地中華街です!

はい!何も食べません!
オススメは、豚まんもいいけど、「はとし」だな。すり身をパンで包み揚げたもの。

鼈甲細工もオススメ!この店は安い!
ちゃんぽんは江山楼。さだまさしさん行きつけなので間違いない!
中華菓子なら、「よりより」。
異様に固い、ザクザクの、ドーナツ?
いや小麦を頑固に揚げたヤツ!

新地中華街は、もともと唐人屋敷といい、江戸時代の鎖国の中、出島はオランダ人を閉じ込めたが、唐人屋敷は中国人を集めた場所。

さて、中華街抜けたところで、前半を終了します。後半は長崎の奥や裏なども巡りましょう。


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