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満州語と日本語

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満州語でヒメユリのことをalari ilha という。
このalariというのがアヤメの語源ではないか?
ついでに、大麦はmujiという。
ウイキョウ(茴香)という芹をsuseriという。
日本書紀の神代に高皇産霊尊の子に火酢芹尊が出てくる。彦火火出見の兄として。

満州語で花をilhaという。
ilは日本語では色(イロ)となっている。
haはヒラヒラする物や薄平たい物を表す語尾で、日本語では葉、歯、刃となっているようだ。
イロハ歌のイロハとは花を意味する満州語から来たのだろう。
ヒメユリ=アラリ イルハ
という。
アラリ→アヤメになった?

佐渡金山は相川と言う地にある。
満州語で金はaisinだ。
相川はアイセンとも読める。
日本には相川と言う小河川が各地にたくさんある。
川底の砂にキラリと光る粒があるかもしれない。
ただ金鉱は黒い銀鉱の中にある。
砂銀と言うことばは聴かないけどあっても不思議ではない。

対馬の盆踊りでは笹竹に色布をかけた飾りを用いる。これをエンヅリというそうだ。祖霊の憑代とのこと。

満州語で神をenduriという。

日本の神事の多くは北東アジアからの渡来風習を起源としていると考える。

タリシヒコの遣隋使が「日出る処の天子より、、」という上表文を隋帝に出して失敗したのは、その文面上の失敬もあるが、それ以上に当時軍事対立していた隋と高句麗の関係を考えれば推察できよう。
この東=天子=dergiということばが高句麗のセリフと同じだったから隋を刺激したのだろう。

満州語では天子をdele とかdergiという。
日本書紀に出てくる王命タリ(ラ)シヒコ。
タリシというのはdergiと同語ではなかったのか?
高句麗、百済語は謎だが満州語から類推はなし得る。
dergiには東という意味もある。
遣隋使が「日出る処の天子」としたのはその影響?

佐渡の金山は相川という地にある。
これをアイセンと読めば、満語のaisinと同じことだろう。
日本の沿岸地名には浦というのがとても多い。
満語ではulaは河川の意。
これが日本列島では水辺の意に転じたのだろう。


満州語の否定文
動詞〜aku
これは日本語の
動詞〜az
に相当するだろう。