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第二種衛生管理者試験 受験記(R3年5月、関東安全衛生技術センターにて)

会社の業務ということで 第二種衛生管理者 免許のための試験を受験してきました。

グループ会社で常時使用する労働者が50名を超えそうなので、1名選任が必要、という必須といえる資格です。業務で行くので落ちたら再受験だし落ちれない・・・

なお30代になって以降、試験は4回目です。直前は9年前・・・

通常であれば出張試験というのがあり比較的近隣の試験会場で受験できるのですが、それがなく受験地は千葉県の関東安全衛生技術センター。電車とバスを乗り継いで片道二時間の道のりでした。

なお試験日ですが、当初は年度末くらいに予約しようとしていたんですが埋まってしまったり再調整があってのGW明け。GWつってもなにか遊んでいたわけではないので勉強時間として確保できたことは結果論ですがプラスだったと思います。

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当日

各種体験談を探すと載っていますが、当日の会場へは小湊バスの直通か、乗り合いタクシー(4名)が利用できます。乗り合いタクシーは乗りたいという人が集まるまで出発しないので時間の余裕をもって直前勉強していたほうが良いと思います。

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私の受験日のバスの時刻表です。11:28に到着してバス停の並びは上の写真のような状況。バスの席数は一般的なバスで24席ほどでした。並ぶときの参考にしてください。20分ほど乗車するので確実に座れる選択をするのが良いと思います。なおこのバス、11:50発車予定でしたが次のバスで座るために見送る選択をした人が現れたからか、11:45に発車しました。

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広がる田舎。

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入場は一列となって消毒と検温。

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帰りのバスの時刻表も一応チェック。試験は13:30開始の三時間で、一時間経過後退出可とのこと。私もそうでしたが最初の一時間で退出する人が3〜4割います。一種の受験者にも同じ時間で退出した人がそこそこいたので、問題数多いのにすごいなと思いました。これも座れないと悲しい(まあ帰りだから諦めはつく)

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会場フロアにはこんな感じのロビー的なところがあり勉強している人がちらほら。会場自席でも勉強はできます(私はそっちを選びました)

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座席は一番うしろでした。一番うしろの席からで時計が見えなかったらどうしようかと思ってはいたのですが、良かったです。(普段スマートウォッチ使っているので、試験では使えないのです)

一番驚いたのは試験の参加率。まあ業務上必要なものだからね・・・。ほぼ欠席はいませんでした。

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その他体験記で事前に書いてあったとおり飲み物を机に置くのはOKでした。自動販売機もあったのでそこで買ったものを飲みつつまあまあリラックスしながら試験に臨めました。

試験の対策でやったこと

試験の受験資格で最低実務一年というのがあるのですが、有給の付与計算などは経験がなかったので、そこそこ未知のものを覚える必要がありました。過去問をやっていれば大丈夫という意見とそうでもないという意見があり、まずは実務で有用であろうということでテキストを買いました。ここでケチって中古を買った(400円だったから)ことによりあとで後悔します。
※ 1種のテキストにしたこともまあまあ後悔です。試験範囲がよくわからんかった!

なお、通称っぽく「過去問」と言ってますが、公式には「公表問題」という扱いであり、実際に出題されたものとはどこにも書いてありません。あくまでもこういう問題が出ますよ、という認識でいたほうがいいです。結果論ですが、これらの問題の選択肢をしっかり理解していれば、満点は取れないと思いますが合格点には達すると思います。逆にこの公表問題で合格点ギリギリっていうレベルだと受からないと思います。

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また、Kindle UnlimitedがちょうどGWキャンペーンで99円だったので、それを利用していくつかの本を。

それぞれ少し詳しく紹介します。

まず、中古本を買ったことによる後悔とは、法改正です。
・フレックスの清算期間が1ヶ月から3ヶ月に変わっていた
・長時間労働の医師面談の対象となる時間が変わっていた

また、受動喫煙防止等の新しめのトピックが扱われていなかったり少し古いテーマが扱われていました。(血液検査の数値の名称とか)

なお、過去問を過去10年ほど解く場合にはサイトによって解答解説が古い場合があるのでこれも注意してください。

一緒に受けたマネージャーもこのテキストを(紙で)買っていました。試験会場でも隣の人がこれ持ってました。(あ、その人も受かったみたいですね!)覚えるポイントがしっかりまとまっていたので良かったです

ただし、Kindle版は全部画像なので、検索できない、メモできないので注意してください。

実はこの形式が一番重要だった・・・。実際の試験は過去問と同様に5択なのですが、過去問をやっているとなんとなく直感的に答えの傾向を覚えてしまうんです。本質的には一個一個の設問に対してマルバツを確実につけていくことが合格への道です。特に本番では、知識があやふやだとそれっぽい選択肢が2つ見つかってしまい頭を抱えます。

ちなみに自分は本番では30問中自信のない問題が10問ありました。

暗記といえば語呂合わせですよね!!!こちらはまあ覚えられないものがあったときに直前に詰め込んでやろうと思い見てみた、という感じです。結果的にこの語呂合わせは使いませんでしたが・・・w

ちなみに使った語呂(?)合わせは、YouTubeとかサイトとかで拾いました。覚えられないものを、「消化酵素 語呂合わせ 衛生管理者」とかでぐぐって行く感じです。なお消化酵素系は中学の理科の試験対策の図が一番良かった。

語呂合わせで一番良かったのは
郷土料理は実費で1000円 です。病休強度率を (疾病休業延数日/延実労働間)× 1000 という定義です。統計系の定義式は4種あるので...

それ以外にも第二種ではだめな業種など、覚えなくてはいけないもの、過去問で間違えたものは、Scrapboxを使ってノートにしておき、これを直前に眺めることでなんとかしました。

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浮遊粉じんは0.15mg以下、ホルムアルデヒドは0.1mg以下 が実際の試験に出たので助かりました...

過去問はこちらのサイトを使いました。問題数が一番多いので。※古いものは内容等が間違っていることがあるので注意。またこのサイトは文字列コピー対策がされています。

また、アプリがちょっとした勉強には便利です。

自分でもvue.jsとGoogleSpreadsheetでアプリを作りました。過去問のデータをスプレッドシートに入れて、解くたびに自分で解説を書いて、というプロセスが勉強になりました。しかし上記で書いたとおり、5択ではなく、マルバツのテスト(あるいは、間違っている箇所を選ばせる)にしたほうが、試験対策としては良かったです。

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本番を終えて

前日は体験談を。前の週はTwitterでキーワードサーチをしました。やはり「過去問と違った」というような投稿が見当たりました。そして「コロナっぽい問題」が出たとのこと。空気感染とかは一応直前チェックしました。

そりゃあまあ、参考書丸暗記が仮に細かいレベルでできるのであれば合格するよね・・・載ってなかった問題も出たけど・・・

さて、本番です。机の上に試験中と同じように必要なもの(鉛筆、消しゴム、電卓、受験票。その他ティッシュと飲み物OKです)を残し、まずは落丁などがないかをチェックしてくださいということで試験前に問題用紙を開く許可が出ます。ここで若干青ざめますw 暗記が怪しい問題をいくつか見かけました・・・w

まあもう手遅れですから。

試験開始すると、受験票写真との本人照合がこのタイミングで行われます。声をかけられ、マスクを一時的に外すよう求められました。

試験については3つのジャンルである関連法令・労働衛生・労働生理で各10問に分けられており、ここも過去問どおりです。解答マーク欄もそのようになっていました。見直しがしやすいですね。

関連法令の初っ端3問でいきなり自信がない問題が出て焦りましたが、とりあえず飛ばしつつ全体をなめて30分程度。ポイントとしては

・正しいもの、誤っているもの のどちらなのかを冷静に
 ・これは過去問で何度も間違えたw
・どこが間違っているのかを線を引く
・選択肢に丸をつける
・自信がある問題は問題番号に丸をつける

という方法で進めました。最終的に、

・関連法令に丸が4つ
・労働衛生に丸が8つ
・労働生理に丸が8つ

ついたので、各項目の足切りラインである40点、全体合格点の60点は(なにかの自分の勘違いがなければ)クリアと判断し、2回見直したあと(なお見直しの途中でマーク間違いを発見したw)でちょうど1時間になったので途中退出しました。これ以上は見直したとて何かが変わるわけでもないので...

途中退出時には試験官による解答用紙のチェック、受験票への書き込み有無のチェックが行われ、退出できます。なお終了一時間の最初のタイミングの退出は列ごとに退出希望者が挙手し、順次対応という流れでした。

そして一週間後・・・

無事合格しました。なお、一般的な学校の合格発表や、受験時の座席と違って番号の並びは縦ではなくて横なので注意してくださいw 一緒に受けた人落ちたか!?とか、自分の番号がないぞ!?ってなっちゃうので。

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9:30にサイトで発表があるとのことでしたが、ほぼその時間にはサイトが重たくなったりすることもなく(まあ受験者そんなめっちゃ多いわけじゃないし)結果が確認できます。

ほぼ全員が出席していたので、おおよその合格率は40〜50%と統計で公開されているとおりのようですね。複数回受験の人がいるのでやや上振れると思いますが。

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この試験に関しては、第一種を取る必要はない(業種で必要な資格が決まる)ので、強いて今回の知識を活かすなら社会保険労務士とかなんでしょうけど、、、よりつらそうなのでしばらく受験は何もしないと思います。

おまけ

統計検定のときも使いましたが、マーク式の試験にはこれがおすすめです。


サポートしてくださるような稀有な方にはサポートしてくださった金額分を奢り返したいと思いますw