#0 まえがき~坂の上の往復書簡をはじめるにあたって~
★みなさまへ★
すっかり暖かくなってまいりました。
新年度に入りまして、
いかがお過ごしでしょうか。
ようこそ【坂の上の往復書簡】へ。
私たちのマガジンに興味を持っていただき、
ありがとうございます。
『てつなぐ』のけんちきです。
この度『つくる』のろん君と、
noteの場を借りまして、
公開の往復書簡をすることにしました。
はじめるにあたり、まえがきのようなものを、
綴らせていただこうかと思います。
(あとがきは、ろん君が書いてくれるかなw)
★往復書簡のはじまり★
さて、この往復書簡の企画、
元々は1年ほど前に、
二人でとある勉強会に向かう車内で、
やってみようかと盛り上がったアイデアです。
斜面地の古いお家に住んでいる僕たちが、
つくる、てつなぐ、お互いがやっている活動のこと。僕たちがお互いに伝えたいこと聞きたいこと、
どんな風に生きてきたのかそれぞれの生きざまに触れること、
そんな事を2人の近況も含めて、
自由にやりとりしたら面白いよね、
しかもさ1年続けて小さい本にでもできたらいい記録になるわー
なんて感じでワイワイ。
巷でよくありそうなアイデアなんですが、
僕らがやったらどんなことが起きるんだろう…。
ちょっと見てみたいぞ。
「ろん君と往復書簡ができたら楽しいと思ってるんだ」とワクワクを伝えたのがはじまりです。
★もう一つの動機★
そしてもう一つの動機があります。
実は私たち2人は似たようなところがあるんですね。
斜面地の空き家を活用して場づくりをしていて、
親戚みたいな団体だね、
って言われるのもまぁそうなんですが、
私もろん君も文章を書こうと思っても、
自分一人だけの仕事だと筆が遅くなる…。
気持ちが向かわなかったら、まぁ進まない。
この企画も一年、熟成させてました(反省)
いやぁ、ろん君とはなんか気が合うなぁって思ったんです(そこかい)
個人で仕事をしていると、
ついサボりの気持ちが出ちゃう事があるんです、
いやーいかんなー。
それならばと、
文章を共に綴る仲間と楽しみにしてくれる読み手がいたら、筆は進んでいくのではないかと、考えてみました。そんなちょっとした下心があったりもします。
よし、正直に言えました(笑)
場の力を借りつつ、
自分達の頭の中を開いていこうと思います。
★いきづまる中で★
さて今、世間は新型コロナウイルスの騒動の中にあり、
人々は変化を求められているなと感じます。
それは私自身ににも降りかかってきていて、
今自分を見つめ直しています。
数年は人々の暮らしも落ち着かないのではないかと思いますし、世界はこの騒動を乗り越えた後に一味違う世界になっていると、私は思います。
ひとまず、この2,3年を家族や仲間とどうやって暮らしていこうか…と日々考え続けます。
がしかしまぁ、一人で考え続けると行き詰まりますね。息が詰まり、頭の中に考えが溜まっていって滞る感じです。
頭や心にたまった嬉しさ悲しさ、
いろんな想いや悩み、
それらを話すことで、
放し、離していく。
聞いてもらうことでスペースができて、
そこに新しい考えが飛び込んでくる。
心の底から浮かんでくる、
ことばや表現を聞いてもらえることで、
自分の輪郭がはっきりとしてくる。
自分はこう在りたいんだなと思いはじめる。
人はそうやって元気を取り戻していく。
私は地域で場づくりをやっていて感じていたことが、ふと頭をよぎりました。
どうやら今の私には、聞いてくれる仲間や存在が必要なようです。
そして思い出したは熟成中(笑)の往復書簡。
このタイミングでスタートしませんかと、
ろん君に連絡して、気持ちを放してみました。
そして2人の往復書簡はスタートを切り直します。
★手紙をひらいてみる★
ただただ、
2人の自由な近況報告を公に開かせていただきまして
皆様に見ていただくという試みです。
(あれ、こう書いたら恥ずかしいな)
自分の気持ちに寄り添いながら、ことばを綴っていきたいと思います。決まった予定も段取りもないので、私たち自身もどうなるかわかりません。どんな事が起きるでしょうか。…楽しそう。
今盛んになってきたオンライン会議のような場づくりではないし、タイムラインやチャットのように過ぎ去っていく会話でもなく、たまに開いて読み返せる手紙風味のものです。
こういった形ではありますが、みなさんと一緒に居られる感じであれたら嬉しいです。
よかったらご一緒くださいませ。
桜咲く4月のはじめに。
てつなぐ:けんちき(片山 健太)
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