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一人多様性。

今日、ある学生から
「ビジネスマナーでは、他の企業への対応で
自社の先輩を呼び捨てにするのはなぜですか。気まずいです」
と質問をもらいました。

「内と外」
身内、外人。言葉に潜む区別。
近い人は後回し。
日本人だな~(日本だけではないのかもしれませんが)と思う
着眼点の一つ。

お客様ファーストの観点からは
明確に、お客様への気遣いを表現しているのね、となるものの
それだけ遠い関係性、とも言える。
内側に入ってない関係性。
敬語は他人行儀さの演出にも使えますものね。

また、先輩なのに、呼び捨てしたくないという
その学生の気持ちもわかる。
家族をほめられて、「いや~、うちのなんて・・」
と妻や子をけなしまくるオヤジ画像を思い浮かべると
うへぇ~、ダサい(汗)
はにかんだほほえみで、「ありがとう」
なんてスマートな対応があってもいいのでは。
なんて思ったりもします。

そんなことを思ったとき、一人の中にも
相反する考えや気持ちが存在していて、
人間の複雑さを感じるなぁ。。。

コロナ対応をとっても、自由を制限されると
「これしきのことでこんなささいな喜びを制限するなんて」
と憤慨してみたり、
したくないことがあるときには
「こんな危険なときに集団で活動させるなんて」と怒ってみたりする。

一人の人間の判断や気持ちは、
とてもあやふやで、曖昧模糊としているものなんだなぁ。
一人の中にある、複雑さ、多様性。
自分なりの見解をもつことも大切だけど
それと同じくらい、矛盾したり多用だったりする複雑さを
まるごと受け止めることも大切なのかな、と思った
秋の昼下がりでした。


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