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東アジア地域研究&東アジア文化論

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2022年2月の記事一覧

【学】の探求:希望学の探求

【学】の探求:希望学の探求

ご訪問ありがとうございます。                                      多文化共生・国際交流研究事務所では、多文化共生社会の構築するために、様々なアプローチをしています。

多文化共生社会ないし平和な社会を構築するという夢を実現するためには、理論と実践が伴う必要があると考えます。私は学部時代は外国語教育を専攻し、大学院修士課程では比較研究、博士課程では人の移動ないし

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2月21日は「漱石の日」

こんばんは。ご訪問ありがとうございます。

本日は、漱石の日です。

なぜ2/21が漱石の日になったのか、調べてみました。

1911年(明治44年)のこの日、文部省が夏目漱石に文学博士の称号を贈ると伝えたのに対し、漱石は「自分には肩書きは必要ない」として辞退する旨を書いた手紙を文部省専門学務局長の福原鐐二郎に送りました。

この逸話に由来して2月21日は、「漱石の日」と呼ばれるようになりました。

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漢字の訓読みと音読みについての断想:人(ヒト/ジン)を通して

漢字の訓読みと音読みについての断想:人(ヒト/ジン)を通して

ご訪問ありがとうございます。本日、人(ヒト/ジン)を通して漢字の訓読みと音読みについて書いてみます。

1997年に日本に留学して以来、あれこれ日本語を習って20数年になりました。1999年には日本語能力試験1級を取得し、日中の同時通訳の仕事も長年かかわってきまして、ある程度日本語はできると自負もありながら、まだ難しいとも思っています。

たとえば、漢字の訓読みと音読みについてです。中国語にはたく

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「境界」の越え方についての断想

「境界」の越え方についての断想

ご訪問ありがとうございます。

本日、「境界」の越え方について考えてみたいと思います。                                            
専攻分野の一つが東アジア地域研究であることも、日頃から「境界」についてよく考えています。

コロナ禍の前は、約15年間、日本でのフィールドワークのほか、少なくとも、毎年1回ずつ中国と韓国へのフィールドワークを実施しています。

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