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UiPathクラシック/モダンフォルダの違いや移行について

1.はじめに

以前こちらのTweetで、モダンフォルダのシンプルなデータモデルについてご紹介させて頂きました。こちらに関連して、クラシックフォルダ(組織単位/OrganizationUnit)からモダンフォルダへの移行と言う観点で補足して行きます。

2.クラシック/モダンフォルダの管理構成

この変更によって管理が簡略化される一方で、現在クラシックを使われているケースでは「モダンになるとロボットグループが無いのにどうやって管理するの?」「モダンにはロボットグループが無いから移行出来ないんじゃ・・・?」と不安になった方もいらっしゃるかもしれません。

でも安心して下さい。ロボットグループでやっていた事の多くは、サブフォルダによる管理で代替する事が可能です。以下は、アクセス範囲の管理をロボットグループ管理からサブフォルダ管理に移行する際のイメージです。

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3.クラシックフォルダからモダンフォルダへ移行するにあたって

RPA利用規模が大きい場合、移行も大がかりになるかと思います。移行の際は、まず最初にモダンフォルダで一通りの構成を作って動作確認をしましょう。この際、クラシックフォルダには手を付けず残し手置くことが重要です。切替にあたっては例えば部署ごとなど計画を立てて、順次ユーザの参照先をクラシックからモダンに切替えて行きましょう。こうする事で、問題が見つかってもクラシックに切り戻す事が出来るのでリスクを抑えた移行が可能になります。

4.モダンフォルダへの移行を補助するツール

全ての移行を手作業でやるのは大変です。必要に応じて Orchestrator Manager の活用も検討して下さい。

このツールでは、OCの情報をExcelへエクスポートしたり、あるいはExcelデータをもとにしたOCデータの一括操作が可能になっております。これにより移行時の手作業を減らす事が出来ます。

後日追記:移行の注意点

以下に移行の注意点を書きました。こちらも参考にして下さい。


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