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海を利用しない する

 以前、ビーチの利用に関してのメモを載せました。する事の影響、しない事の放置される現状のお話です。
 今回は、することで起きている弊害に関するコメントです。

 これまでの自分の活動を傘にして発言するわけではありませんが、現状は現状として知っているべきことだと思い載せます。
 今までは、非常に寛容かつ穏和な対応を心がけて、この件に関する発言を意図的に避けてきました。しかし、この発言を避けたところで問題は解決の方向に向かうはずもなく、無知が無知を重ねる愚行の罪重ねの方が害悪だと感じて、ある程度の批判を覚悟で発言します。

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 見出しの画像を含めて、この現状をどのように感じますか。
数年前まで、年に何度かこの釣り糸を撤去していました。何年も続けているうちに気持ちに変化が起きて、それ以来この場所の清掃を止めました。
心底この活動が無駄なんだと感じいったからに他なりません。
感覚的には、親が子供の散らかしたおもちゃを片付ける、そんな気持ちでやっていたと思います。こんな状況では、自分がダイビングをする際に気持ち良く無いし、自分のフィールドだと認識していたので、そんな責務もあったのかも知れません。
しかしながら、お人好しの感情というものは長続きしませんでした。私は比較的気が長く、諦めの悪い体質なので、どこかで努力は報われると思っていた節がありましたが、結局、知らない人が意識しない愚行は改められないと悟りました。
 この投稿をしたところで、状況が改善するとは思いません。
もちろん、釣りをするなと言いたい訳ではありません。そのように聞こえて(解釈されて)いるのであれば、文脈に独善的な思考があったのだと思いますが、海プラや有料レジ袋、エコバックなどと環境に配慮する世相になっているのに、あなた方は何をやっているのですか?という疑問を投げかけたいのです。
私の知り合いの釣りを趣味にする人たちは、この現状を知っているので、根がかりを少なくする工夫をして、これまでの根がかり消費スタイルからの脱却を図っています。全ての釣りを趣味にする人が、このような意識を持っていただければ、釣具のロストは飛躍的に少なくなるはずです。

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ダイバーが現在、どんな活動をしているか知っていますか?
自分がダイビングをした際に、目についたゴミを持ち帰るように、回収用のバッグを持ってダイビングをしています。全てのダイバーが行なっているわけではありませんが、この活動は賛同を得て定着しています。
言葉が荒っぽくなりますが、自分の犯した罪を関係のない人の力によって浄化してもらうことになんの躊躇いもないのならば、それは趣味ではなく犯罪です。つまり「海洋投棄」に他なりません。

前回は、利用しないことで起きる不利益について書きましたが、今回は特定の趣味の海の利用による最悪の結果について触れました。
擁護するわけではありませんが、少なくとも私の近くで釣りをしている人たちは、冷静に現実を把握して、ロストをゼロに近づける創意工夫をしています。この意識が全ての釣りを趣味とする人に伝われば良いなと感じています。海の共同利用者として、未来を語れる海を残しましょう。

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