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オーストラリア社会人留学の学び      Week2 〜インターナショナルな環境&アカデミックライティングの基礎

7月22日にシドニーに到着して1週間が経ち、今週からアカデミックな英語を学ぶ語学学校のコースが始まりました。私はこのコース終了後にマスター(修士号)コースに進むので、そのための下準備としてコースを受けています。

さて初日ですが、自分にとっては驚きの光景が・・・笑
朝9時に授業開始なのですが、8時55分の時点で教室にいるのが私を含めて二人がいません。これまでの日本での学校生活ではそんなことあり得ませんでした。笑 15分くらい前にはみんな着席して先生を待っている、という光景が当たり前でした。ですが、5分前で二人とは・・・笑 このクラスは生徒が二人しかいないのか?と思ってしまいました。
9時過ぎてからチラホラとみんな教室に現れ、好きな席に座る。カルチャーショックでした。笑 
結果的には八人の少数クラスで、バックグラウンドは本当に様々。レバノン、コロンビア、モンゴル、チリ、ベトナム、ラオス、というインターナショナルな環境です。

Week1 はアカデミックライティングの基礎の学びです


◾️Search on the Internet

アカデミックなライティングの際には、自分の主張を固めるエビデンスが必要になります。そのエビデンスは、主に何かの記事、著名な教授の論文、研究機関の調査などから引用します。それではどうやって調べて、引用するのか。

まずは検索サイトから。授業では以下の4つを挙げていました。
 ・Online library of University
 ・Google scholar
 ・CORE
 ・Semantic Scholar
これらの検索サイトはほぼ無料で自分の論文に関連したものを閲覧できるのでオススメらしいです。

それではこれらの検索サイトを活用して、どうやって検索するのか。
授業の中での例では、以下のエッセイを書く際の検索方法を習いました。Topic : What is the causes and effects of Overtourism?

有益な検索方法を学ぶ前の私は「そのまま検索ボックスに打ち込めばいいじゃん」と思っていましたが、全く違いました。笑
まず、トピックセンテンスの中からキーワードとなるワードを探します。
上記では「causes」「effects」「Overtourism」がキーワードとなります。
次にこれらのキーワードの類似語をいくつか挙げていきます。↓こんな感じ

キーワードと類似語の列挙

そして列挙した単語を()とORとANDを駆使して並べていきます。
(これが結構時間かかる)↓こんな感じ
(Causes OR Reasons OR Disadvantages OR Issues OR Problems) AND (Results OR Outcomes OR Advantages OR Benefits) AND (Overtourism OR “Overcrowded tourists" OR “Mass tourism” OR “tourist saturation”)
※2語以上の単語は「" "」を使って囲みます。

そうすると各々のキーワードごとに論文を検索してくれて、ざっと検索結果が出てきます。

◾️Skimming and Scanning

上記の検索結果から自分のエッセイに根拠を補ってくれる論文を探します。
ですが大抵の論文は10ページ以上、しかも英語で・・・読む気が無くなってしまいますよね笑

そんな時に大切になってくるのがSkimmingとScanningのテクニック

私の字が少し見えてしまいすみません・・・笑

Skimmingは論文の全体の情報を抑えていくのに対して、Scanningは論文の特定の事実を見ていきます。

Skimming and scanning are reading techniques that use rapid eye movement and keywords to move quickly through text for slightly different purposes. Skimming is reading rapidly in order to get a general overview of the material. Scanning is reading rapidly in order to find specific facts. While skimming tells you what general information is within a section, scanning helps you locate a particular fact. Skimming is like snorkeling, and scanning is more like pearl diving.

https://www.butte.edu/departments/cas/tipsheets/readingstrategies/skimming_scanning.html

習ったものの実際にやってみるとなかなか難しいです。途中で分からない単語に出会ったり、文法構造が複雑だったりと。ですが、慣れていくことを信じています!笑

◾️Block and Chain Organization

説得力のあるエッセイを書くために、2種類の段落構成を学びました。
Block OrganizationとChain Organization です。それぞれどのようなエッセイを書くかによって使いどきが違うそうです。

簡単に言うと、Block Organizationは原因と結果が何種類もあり、原因同士、結果同士で密接に関連し合っていない場合に効果的だそうです。
(例えば、Climate Change。様々な原因と結果があり、相互に関連しているものもあれば、ないものも)
一方で、Chain Organizationは原因と結果が密に繋がりあっている際に効果的だそうです。
※段落構成の写真を載せたいのですが、所属大学が写ってしまい断念・・・ 

◾️Signal Words

今回のエッセイのトピックは
What are the causes and effects of 〇〇?(ObesityやPovertyなどなど自分で選べます)
ですので、エッセイを書くに当たって、CausesやEffectsを目立たせる単語が必要となります。例えば、これらの単語を教えてもらいました。

●Cause Signal Words
for :
Bison were indispensable to the Native American tribes, for this one animal provided them with nearly everything they needed for survival :meat, clothing, shelter, tools and weapons. 
because/since/as :
Bison were indispensable to the Native American tribes because/since/as this one animal provided them with nearly everything they needed for survival: meat, clothing, shelter, tools and weapons. 

●Effect Signal Words
as a result/as a consequence/therefore/thus/consequently/hence :
Workers building the new transcontinental railroad needed meat; as a result/as a consequence/therefore/thus/consequently/hence, hunters killed bison by the thousands. 
so : 
Native Americans began trading bison skins to the settlers for steel knives and guns, so they began killing bison in larger numbers. 

このように「これがcauseですよ」、「これがeffectですよ」と指し示すような単語をエッセイに盛り込むことでより説得力が増す文章になります。

◾️Planning your essay

担当の先生はこのプランニングの段階が一番大切だ、と言っていました。何事においても準備は大切ですね。笑
配布されたのは3枚の紙でした。一つはブレインストーミング用の紙、パラグラフ構成用の紙、最後に引用文献をまとめる紙です。

ブレインストーミング用の紙は検索キーワードの類似語を探すためのものです。そしてパラグラフ構成用の紙は、各段落でどんなことを書きます、とか、サポート文章としてはこのようなことを書きます、というのをまとめるものです。最後の引用文献をまとめる紙は、今回のエッセイでは最低6本の引用文献を用いなければいけないので、それらをまとめる紙です。

Week1から長々の文章となってしまいましたが、アカデミックライティングの進め方を少し知れた気がします。笑
ですが自分のエッセイを書くことが目標なので今回学んだことを存分に活用して頑張ります!


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