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初インセイン、初オンラインテキストセッションの感想とか

初インセイン!初オンラインセッション!を、先日しました。

こちらのシナリオをやらせていただきました。

で、せっかくやったので、「初インセイン」「初オンラインテキストセッション・ロール」の感想をつらつらと書きます。

「初」のプレイヤーがどんな感じで技能を選んだりしたのかとか、そういうあまり役に立たない経験談です。

シナリオとキャラクターに関しては、どこからどう言おうとネタバレになるので、語りません。

トレーラーを見て、気になった方は是非プレイしてみてくださいね!
楽しいよ!


初インセイン、知らないTRPGとの出会い

一応最初に自己紹介しておきますと、TRPG自体は初ではなく、身内との遊びで何回かやってはいます。

ゆるいクトゥルフとか半端なパラノイアとか。

キャラクターのロールをすると言うよりは、「GMの作った意地悪シナリオをいかに効率よく破壊するか」に重点が置かれていたので、「キャラクターの設定を練って、キャラクターらしいロールをする」というのは今回が初です。

ルルブは持っていたけどできるかな~……と不安でしたが、インセインのキャラメイクのルールは(パラノイアなんかと比べたらよっぽど)わかりやすい方だったので、なんとか形にできました。

ただ、狂気カードとかそのあたりはルルブを見てもフワフワだったので、やっぱり本番じゃないとわからないこともたくさんある。実際やって理解できる経験、ありがたかったです。


初インセイン、キャラメイク

ルルブだ!キャラクターのハンドアウトだ!ヨシ!

さ~て、キャラクターを作っていきましょう。

まずは職業。これは貰った設定があるので学生。情動分野と知識分野から特技を取ります。

次に特技を6つ……これをどうするのかが、問題!
インセインの特技は、選んだ場所がそのまま判定に繋がるので、なるべくバランス良く取りたいところ。

6つをそれぞれの分野から選んでも良いのですが、「情動」「知覚」での判定が多そうなので、好奇心を「情動」にして、「知覚」分野の特技に2つ振りました。
「におい」「第六感」です。
「におい」を選んだのは歪んだ性癖からなので特に意味はないです。

あとは、ご覧の通りに「怪異」以外の分野にそれぞれ振り分けています。

「暴力」分野は「切断」。
学生じゃなかったら趣味で「拷問」「戦争」を取りたかったんですが……。まあ、しょうがない!学生でも取りやすそうなものにしました。

「情動」分野は「我慢」。
この分野はロールに繋げやすそうなので、キャラクターの根幹に繋がりやすいものを選びたかった。「愛」とかもまあまあ使いやすそうだなーと思いましたが、「第六感」選んじゃってるので。

「技術」分野は「効率」。
判定を申し出るときに何かと便利そう!「第六感」を取ったのも同じ理由です。クトゥルフならとりあえず「図書館」「目星」するみたいに使えるかな、と。

「知識」分野は「民俗学」。
ここは……なんか……ロールで……話ができそうなのが……民俗学で。……理系キャラをやったらボロが出るよな~と思って選びました。物理学とか判定するときにどう申請すりゃいいんだ?

恐怖心は「死」です。
……予想的にたぶん怪異判定はするので、ここに持ってくるのはあんまりよくない気がするけど……シンプルでわかりやすいんだよな……「死」が恐怖の人間をロールするのは……!

そして特技が決まったら……アビリティ!これも大事!だと思う!
選べるのが2つなので、慎重に……!

最初「雑に強そう」と思ったのは「資産」「器用」です。
迷って結論が出ないようだったら、この二つにしておけば腐らないかな、と考えていました。アイテム+2と特技+1、持っていて損はない。

ただ、今回のシナリオが「特殊型」と聞いていたので、「これ万が一のためにソロ攻略出来たほうがいいかな……」という思いがあり、最終的に「連撃」「目星」に決めました。

「連撃」を選んだのは、……もちろんKILLするためです!
せっかく作ったキャラクター、何も出来ずに殴られるのはあんまり見たくないので……。ダメージが魅力的な「召喚」と迷いましたが、判定が怪異分野のランダム&正気度というコストがかかるため、安定をとって「連撃」で。

「目星」を選んだのは、せっかくの初インセインなのでなるべく多くのことを知りたかった&なにかのはずみで一人行動になっても問題ないように。あと……別のゲームでお世話になってるから!

アイテムは「連撃」があるので、「武器」に振らず、鎮痛剤とお守りを選びました。

これでキャラクターの設定はオーケー!
どういったキャラクターにするかは、この設定とすり合わせて考えました。「とりあえず料理好きキャラにしとけば困らないだろ」というよくわからない考えがあるので、料理が趣味のキャラクターに。理由付けとして、切断も取りやすい!料理は……暴力!

こうして選んだのが吉と出たのか凶と出たのかは置いておいて、特技とかアビリティを選ぶのは楽しいですね。
キャラクターのステータスと経歴をうまく絡めるのが面白い。
それを実際に使ってみるともう最高。
TRPGって楽しいんだな……!

初オンラインテキストセッション、画面越しでのロール

ところで、今回のセッションはオンライン・テキストスタイルでのセッションです。TRPGは即興劇でもあるので、オンラインだとどうなのかな、と思っていたのですが……。

まあ~~~~~~これが、楽しい!!!!!!!!

オンラインテキストセッション、キャラクターのロールに力が入る!

なにせ、オフやボイスのセッションだと難しいセリフが出力可能なんですよ。より「このキャラクターはこう言うしこう行動する」と判断して動かせます。PLとPCがちょうどよく剥離されているので、PLが暴れまわって狂った状態でも、PCはPCはのままロールができます。

別タブで奇声をあげて呻いても無問題!

すげえ!

限界オタクに優しい!

センキューココフォリア!


もちろん、オンライン特有のラグや、身振り手振りの効かない不自由さはあるのですが、自分は「キャラクターを動かす」という点ではオフやボイスありのセッションよりやりやすいと感じました。即興劇だけど、劇の内容が、濃い!

遊び方の好みは人それぞれだと思いますが、個人的にはこのタイプのセッションを今回経験して、楽しい!もっとやってみたい!と心動かされたので、ありがたい機会でした。

唯一欠点があるとしたら、……濃すぎて「よ~し、じゃあ次のTRPGやりますか~」と素早く切り替えられないところですね。

だって濃すぎるんですよ!

すごい!引きずる!(褒め言葉)

ついでだから今回GMに使用していただいたココフォリアのリンクも張っちゃおう。

オンラインテキストセッション、いいですよ。とてもいい。


初オンラインテキストセッション、キャラクターと打ち合わせ

以上のように、いろいろ初づくしだったんですが、「キャラクターのロールプレイ」を「周りの変化に合わせてやっていく」のも、今回が初だったりします。

自分が普段作っているキャラクターは、ほぼ「そのキャラクターで完結している」ものばかりだったんですよね。

完結しているキャラクターは一緒に走らなくても道さえ教えれば走ってくれます。システムを攻略するだけのキャラクターなら、そもそも打ち合わせをしません。走れという命令だけを聞いて動くロボットのようなイメージ。

なので、今回のインセインで「キャラクターと打ち合わせをして二人で走っていく」というのを初めてやりました。この「打ち合わせ」というのは、PLのやりたいこととPCのやりたいことのすり合わせです。

インセインには「感情」のシステムがありまして。感情を持ったり、感情によって相手を邪魔したり応援したりします。つまり……「周りの変化に合わせてやっていく」ことがシステム的にも推奨されているのだ!たぶん。雁字搦めになると苦労するので、深刻にならず、フレーバーくらいに受け止めてもいいとは思うんですけどね。

このシステムに限らず、今回のオンラインテキストセッションは、NPCも含んだキャラクター同士の交わりを大切に扱う内容だったので、「キャラクター」を「ロール」するには、打ち合わせが必要でした。

「PLはこうしたいので、PCがそれに沿うためには……この理由が必要!」
「この情報がでたからそっちのキャラクターが動くな……PCは感情を持っているからそれに対して行動できそう」
「PCはこうされたから次はこの行動をするだろう……けどPLはこうしたいから、ここでさっきの行動を理由にして……」
「これはPLもやりたいことだったし、もうPCの好きにしてよさそうだな」

みたいに。

ただまあ、打ち合わせなんて普段やらないので、これでいいのかわからないんですよね!
今もわかりません。みんなどうやってるんだろうな!

例えば、PLとしては今後危険になりそうだからAのキャラクターを調査したい……と思っても、PCがすぐそれを実行するようロールできるかはわかりません。PCがAに対して妄信的であればしない方が自然です。

PLとしてはなるべく多くの選択肢に行動をつなげて、どのようなシナリオ展開でもPCが解決に向かって動いて欲しいところですが、PCの好き嫌い(設定・経歴・特技・感情)で「これは選ばないだろう」という選択肢がどうしても出てきます。なので、そこのギャップをなるべく埋めるべく、状況を見て「やりたいことのすり合わせ」を行っていました。

今回PLのやりたいことは「なるべく全員生存する形でのシナリオクリア(最低限死亡エンドは回避したい)」

初インセインでハードルが高すぎないか?

キャラメイクのときに「これ万が一のためにソロ攻略出来たほうがいいかな……」と思ったのは、「全員生存したい」けど「全員で生存できそうにないなら俺だけでもソロでも生き残ってやる……」という傲慢さがあったからです。生き残りたい。

「全員生存」に限った話ではありませんが、経験上、選択肢は多ければ多いほどよく、ルート分岐があるなら全部見えていたほうが心境的に良い、と思っています。

己のPCの性質を踏まえた上で「その要素が見えなかったことで選べなかった」なんてことがないように動くのは難しいです。他PL・PCはもちろん、GM・シナリオの手の内が見えない中、こんなことを一人でやろうってのが無茶なような気がするが!

それでも自分のキャラクターを動かして「このとき✕✕しておけばもっとよかったなあ」「今回は最初からあの可能性を潰しちゃったなあ」なんて後悔したくはなかったので、できる限り試行錯誤はした……つもりです!

なんか言い訳みたいになってしまったなあ!

この手のロール、難しいんですよね。難しい。でも楽しい。

こうやって周りを見ながら「キャラクター」を動かすのは慣れないけど、自己完結じゃできない楽しさがあるなあと実感しました。


まとめ

楽しかった!

ロールの難しさと楽しさ、オンラインテキストセッションの素晴らしさ、キャラクターの設定とすり合わせるキャラメイクの楽しさなど、得たものがちょっと多すぎて、自分にはもったいないほどの初インセインでした。

遊んでくれたGM・他PLの皆さんはもちろん、同じシナリオを通過した方々やインセインそのものにも感謝!ありがとうございました。

またインセインやりたいね!