目に見えない成長をどれだけ実感できるかで人生が決まってくるのではないか

中学生の頃、RPGゲームをすることが唯一の楽しみだった。

俺が当時やっていたのは白騎士物語というRPGゲームで、騎士に変身できる選ばれし主人公と、その仲間たちの冒険ゲームだ。

基本的にRPGゲームは、はじめの方は主人公はものすごく弱い。
弱い武器やしょうもない魔法しか使えない雑魚であり、その辺の雑魚キャラの敵を倒して経験値を溜めて、レベルアップしていくしかない。

最初は弱い主人公を成長させていき、だんだんと強い敵を倒せるようになるのがRPGゲームの醍醐味だが、この場合主人公の経験値が数値化されていて、目に見えるから楽しいのではないのか?

ゲームの場合は経験値が数値化されていて、次のレベルアップまであとどれくらい経験値を貯めればいいのか、すぐにわかることができる。

けれどゲームほど単純に行かないのが現実世界だ。
現実世界では、自分の経験値を数値として見ることができない。

何かを経験をしても、それが本当に自分にとって成長につながっているのかわからないのだ。


学生時代はテストの点数で自分の成長を実感することができる。
テスト勉強をしてだんだんとテストの点数が上がっていくと、自分がレベルアップしていっているのが分かるので、ゲーム感覚でテスト勉強をすることができるようになる。

しかし学生を卒業して社会人になってしまうと、途端に自分の成長を実感する機会というものがなくなってくる。
この経験は本当に自分の成長につながっているのか?それを実感することができないから、今自分がやっていることに意味があるのかどうか分からなくなってくるのだ。

そして挑戦しなくなっていく。

挑戦しなくなってしまうと、経験を積むということが出来なくなるので、結果的にレベルアップすることが出来なくなってしまうのだ。

数値として見ることが出来ないが、実は僕たちはレベルアップしているんだという感覚を持つことが大事だ。

何かに挑戦した時に成功するかもしれないし、失敗するかもしれない。しかしその時に必ず経験値というものを僕たちは得ることが出来ている。
目には見えないものかもしれないけれど、ゲームの世界と同じで、経験値を貯めることができれば僕たちはレベルアップすることができる。

こういった感覚を持っておくことで、僕たちは経験値を貯めることができるので挑戦し続けることができるようになるのだ。

ゲームの世界のように経験値が数値化されていたらどうだろうか?
この仕事をやれば50Pの経験値を貯めることが出来ます。そしてあと50P貯めることができれば次のレベルへと上がるということが分かっていれば、その仕事へと挑戦するだろう。

しかし残念。現実世界では経験値を数値として見ることが出来ない。しかし数値になっていないだけで、その仕事をやれば経験値は貯まるし、自分自身もレベルアップしている。

この、目に見えない自分自身の成長をどれだけ実感して生活しているかで人生の濃度というのは決まってくるのではないのか?

今日はこんな感じっ!!






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