男性個人Vtuberが1年2ヶ月ほど活動して感じたこと。

1.はじめに。

 どうもみなさん、ボードゲーム好きVtuberのテトランパトルです(* ▽ *)
本記事は、2018年7月25日に活動を開始した僕が今までに活動して感じたことや考えたことを基にしてなんとかまとめようとしたものです。にも拘わらずおそらくあまりまとまってないと思いますので、先に本記事の結論を先に提示しておきます。

 「この世界を楽しめるかどうかは、自分自身に課した目標次第である。」


2.スペック表記

 本題に入る前に、この記事を書いている僕自身のスペックについて言及しておきます。1年2ヶ月の実績というのを振り返ってみましょう。

●活動概要
 ・投稿動画総数 73
 ・ライブ配信総数 219
 ・定期的な活動内容
   週3回(月・水・金)、30分→1時間程度の定期配信。
   月1回のVtuber継続〇ヶ月記念配信。
   Twitterでのおはようツイート。
 ・不定期的な活動内容
   動画投稿(ボードゲーム、ビデオゲーム、その他ネタ動画など)
   Youtubeチャンネル登録者〇〇人記念配信。
   その他ゲーム配信などを低頻度で。

●実績・経歴など
 ・Vtuber活動継続歴 約1年2ヶ月
 ・Youtubeチャンネル登録者数 407名(9月14日現在)
 ・個人勢(企業所属なし、活動アバター自作(※1))
 ・男性であることを明記
 ・Vtuberとしての活動は趣味の範疇で。(収益化しなくてもよい)

■追記用スペース
 (他に何か知りたいことがあればコメント等で教えてください)


 軽くまとめると、「チャンネル登録者数400名ちょっとの趣味勢男性個人Vtuber(活動頻度は並~上の下程度)が1年2ヶ月ほど活動してきて感じたことを述べる」という感じです。視点の確認、おしまい。


3.活動して感じたこと。

 書き出してみたら一つ一つ分量が多いので、後で個別投稿するかもしれません。とりあえず簡略版でまとめていきます。

●動画勢としての道のりは険しい。
 もともとは動画中心に活動しようと思ってましたが、配信の方に転びました。理由は動画は編集の大変さ、ネタの枯渇など短いスパンで投稿するのが難しかったからです。もともと注目を集められる題材を扱うわけでも、個性的なわけでもなかったので視聴者へのコンテンツ提供が不足することを恐れました。練り込み作り込んだ動画でドカンと一発当てるのを狙うというのは手法の一つではありますが、そこまで自信がある訳でもなかったので。
 一方で配信はコメントが即時につくこと、配信するだけなら手軽なことなど活動を継続することに重きを置くならこちらの方がはるかにたやすく感じました。もちろん配信には配信の悩みがある訳ですが……

●不特定多数をコラボに誘っても仲良くなるのは難しい?
 特定個人をコラボに誘うスタイルではなく、「こういう企画をしますがどうですか?」と呼びかける方法で何回かコラボ企画を立てました。結果として個別に仲良くなれたと感じられたVの方はだいたい1割ぐらいでした。
いや、わかってますけどね。Vtuberさんにとってコラボはなかよしこよしの手段ではないという意見があることは。ただ、僕の立場から言うとコラボってそういうものなので。今回はそんな感じで。企画に乗ってくれる=本人と友好関係が結べるワケではないということです。逆に言えば企画が面白ければ(ウケが取れそうならば)友好関係でなくても人は集まるということだと前向きに考えていきましょう。

●挑戦することに価値があるのではない。
 その挑戦がいかに興味を惹けるか、その点にこそ価値があります。あ、いわゆるチャレンジ配信についての話ですね。特に注目されてない個人勢が耳目を集めるためのインスタントな手段として、チャレンジ配信は有効かな~と思うので。僕自身は記念配信でチャレンジ配信をいくらかやってきたのですが、あまりうまく活用できなかった気がするのでね……
 まず、チャレンジ配信の内容を広く知ってもらうためにあらかじめ宣伝を密にすること。チャレンジ配信の題材をより広く通ずるもの・わかりやすいものにすること。あとは配信中に何をしているかがわかりやすくすること。
僕の場合は「やりたいからやる」だったのでまあなんでもよかったんですけれど、見返りの少ない挑戦というのもよく考えると苦しいですからね!

●Twitter活動は割と生命線。
 Vtuberとして活動する上で、情報をどれだけ拡散できるかというのはかなり大切です。そういう意味では大量に拡散できるならどこでも良さそう(※2)なものですが、よく使われてるのはTwitterという印象なのでここを例にちょっと話をば。
 情報が拡散する=より広い範囲に知ってもらうことができる、そのために大勢の人にリツイートして欲しい!というのがTwitterで何か告知をする際の思考かな~と思うのですが、ではどうすれば実現できるのでしょうか。
 個人的な意見ですが、まずフォロワーを増やし、相互フォローのVtuberさんに話しかけたり情報を拡散する手伝いをして印象に残ることである程度の規模で実現可能ではないかと思っています。細かいところは省きますが、Vtuberにとって同業者は敵ではないはずなので、自然な協力関係を形成していきたいものです。相互フォローだから見てくれる・拡散してくれるといった考えは無理筋でしょう。自ら与えずしてただ得ようというのは虫の良い話です。
 このあたり僕の反省からきてる部分ですが……2019年3月末に環境が激変し、Twitterでの活動が疎かになってしまった結果、定期ツイートへの反応が著しく落ち込んでしまったのです。他に理由がないとも言えないですが、Twitterでの活動がVtuberとしての活動に大きく影響するのは間違いないと考えています。ああ、時間が欲しい。

●新規リスナーさんも固定リスナーさんも大切にね。
 新しいリスナーさんのことを考えるあまり、今までずっと見て来てくれたリスナーさんをないがしろにすることがないように。また、固定リスナーさんにとって居心地はよいけれど、新規リスナーさんを置き去りにすることがないように。それぞれ気を付けていきたいものですね。

●男性Vtuberは女性Vtuberと比べて伸びにくいのだろうか。
 実はこの手のことを考えたことはあんまりないんですけど、一度か二度ぐらいは底意地悪く邪推したような気がします。どうしても男性視聴者が目立つ界隈だと思うので、女性Vtuberの方がいわゆるアイドル推しみたいな感覚で伸びやすいイメージはあると思います。でも所詮はイメージですからね。実際どうなのかは、実はあまり興味がなかったり。というのも仮に性差で伸びやすさに違いがあったとして、それだけが決定的な伸びるための要因という訳ではないからです。「見た目・声・仕草」とか言われますからね。どれもお金か訓練でなんとかなります。伸びたいだけならそこにリソースを湯水のごとくぶっこめばある程度は効果が出るはずなので、どうしても伸びたい方は自己責任の上お試しください。


★「あなたはVtuberとしてなにを求めるのか」、それが基準点。(※3)
 「Vtuberやめようかな」と思ったことがないと言えば嘘になります。なにぜ比較対象は五万はなくとも一万に迫る勢いですし、比べてしまえば自分の活動がいかにもちっぽけなものに見えてくるわけで。動画の再生回数も、配信の同時視聴数も増えないし(これは今も気にしてますけども!)、どうにかしようとしても上手くはいかず……
 それでも「やーめたっ!」とならなかったのは、単純に僕にとってこのVtuberという活動が楽しかったから。そう、僕がVtuberとして求める最も大きなものは、一つの趣味として楽しめるかどうかということなのです。
 VtuberさんがなぜVtuberとして活動しているのか、それは個々人によってそれぞれ異なるでしょう。僕と同じように趣味で楽しむことを目的にしている方、収益化やグッズ販売その他金銭を得て生計を立てようとする方、その他さまざまな目的・目標をもって活動されていると思います。それらを達成できるかどうか、あるいは達成のための過程が順調であるかどうか。ここがVtuberを続けるかやめるかの分岐点であるという方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
 Vtuber界隈に1年と2ヶ月ほどのんびりと住まわせてもらって、その間に色々な出来事を見てきましたし、たくさんの人の意見を聞いてきました。その中でも何回も聞こえてくる話の一つに、「今からVtuberを始めても大丈夫か」というものがあります。さまざまな意見があると思いますが、僕に言えるのは「自分にとって適切な目的や目標を持てるなら、まだまだこの世界は楽しめる」ということです。Vtuberとしての活動に何を求めるのか、この一点を明確にしておきましょう。それを基にして目指すべき目標を定めれば、どのような活動をしていけばいいのか指針も定まるのではないでしょうか。自分の基準点を定め、比較する対象を他者ではなく自身が定めた目標にすれば、隣の芝生の青さよりも己の芝生の生育状況をより良くすることに力を注げるはずです。それはきっと、とても楽しい体験になるのではないでしょうか。

 「この世界を楽しめるかどうかは、自分自身に課した目標次第である。」


これを読んだVtuberさんが、少しでも活動を楽しく前向きに行えるようになれば幸いです。前向きに、楽しく過ごしていきましょう。明日はきっといい日になる、そう信じていたいものです。



※1. バーチャル世界在住の僕にとって自分の姿を「活動アバター」と表現するのはなんだか変な感じですが、わかりやすさ重視でこう記述しておきます。

※2. 実際はどこで広めるかで層が変わってくるので結構大きな違いがあるのではないでしょうか。

※3. ただし個人Vtuberに限る。企業Vtuberはまた別の理に縛られてそうで大変ですよね。



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