Vtuberファンへ捧ぐ、「ご意見」の送り先についての一意見

こんにちは、ボードゲーム好きVtuberのテトランパトルです。

この記事では、つい最近僕がした「ご意見」をくださるリスナーさんにまつわる体験を一例として、いちVtuberとしての視点からリスナーさんの「ご意見」をどこに送って欲しいのかという点について私見を述べたいと思います。


・「ご意見」とは

Vtuberの生放送・動画を楽しんでいるリスナーのみなさん。多種多様な人が集まるわけですから、さまざまな考えや意見が入り乱れるのは当然のことだと思います。しかし、そうした中で、ほとんどのリスナーさんはVtuberについて「ここをもっとこうしたらいいんじゃないか?」「ここはこうすべきだ」という自分の中に生まれた意見を、相手に伝えようとすることはないのではないでしょうか。例え改善につながるかもしれない意見でも、「自分一人の意見かもしれない」「推しにとっては迷惑かも……」と思うと一歩を踏み出せないこと、ありますよね。よくわかります。

しかし、例えば明確に、自分の推しているVtuberが「越えてはいけない一線を越えた」と感じる出来事が目の前で起こったならば、そのことについて改善を求めたり、本人に伝えて是正を促したいと望むのではないでしょうか。何らかの間違いで推しが邪道に落ちるのを防ぎたい、そのために行動しようとする方は案外多いのでは?と思っています。

「ご意見」とは、上記のような「Vtuberの活動に対して、リスナーが考えたより良くするための、あるいは活動の是正についての方策・意見」であると定義します。


・「ご意見」は忌むべきものか

リスナーからの「ご意見」をVtuberはどのように感じているのでしょうか。

一応、Vtuberの末席に連ねさせて頂いている僕からすると、「ご意見」を頂くことはとてもありがたいことだと考えています。(それが真面目なものである場合のみ、ではありますが)
少なくとも、僕の活動を見て、それをより良くするためだったり、あるいは良くないところを是正しようとしてくださっている訳で。それだけの時間リソースを割いてくださっていることは、素直にありがたいことだと感じます。この考え方そのものは、ある程度常識的なものとして受け入れられるのではないかと思っていますがどうでしょうか。

なので、あくまで僕は、ですが。リスナーさんからの「ご意見」に対して真摯に対応していくべきだと考えています。
真摯に対応して、その結果として「ノー」という場合も多くあるかとは思いますが……結果はともかくとして、寄せられたご意見が真剣なものであるならば、それに対して受け取った側もまた誠意をもって対応するべきでしょう。

これは蛇足ですが、「真摯」とか「誠意」とかいうのは相対的なものだと僕は考えています。例えば「ご意見」対応係が100人規模で居るなら、頂いた「ご意見」ひとつひとつに返信ことが真摯であり誠意のある対応になるのかもしれません。しかし、現実問題としてそこまで手厚い対応ができる余裕は、ほとんどのVtuberには無いと思います。Vtuberの規模によっては「真摯」や「誠意」が目に見える形で表せる場合ばかりではない、ということもご理解賜りたく存じる今日この頃です。


・「ご意見」の送り先は

「ご意見」自体の多くはありがたいものなのです。しかし、これがどこに送られるかで色々と困ったことが起こったりします。というか起きました。ここからは僕の最近体験した話になります。

ざっくりお伝えしますと、2周年に向けての企画について告知を行ったところ、その内容について「ご意見」を頂くことになりました。
「ご意見」の内容そのものは、確かにそのように思われることもあるだろうと納得のいくものでしたし、それに対してこちらからは企画の意図など含めて記事を出すなど対応をさせて頂きました。
それ自体はそれでよかったのですが……

その「ご意見」、Twitterの引用リツイートなど大多数の目に留まる場所を通して送られてきたのです。

僕はその時点で、とてもいやだなあと思いました。
いや、小学生並の感想しか出ないぐらいヤなんですよ。

例えば、こちらにとってプラスのイメージを与えてくださるような「ご意見」であれば、むしろ大勢の目に触れる機会を作ってくださってありがとう!という気になるんですが。

だいたいの「ご意見」って、一見こちらの活動に対するマイナスイメージを与えるような文面である場合が多いと思っています。
中身は活動者のことを考えて書いてくださっていても、それが大多数の目に触れることで、目にした方へのマイナスイメージが発生することになる、というのが僕の考えです。

ズボンはいてる推しが、社会の窓を全開にしているところを想像してください。あるいは、スカートはいてる推しの、背中側のスカートがめくれた状態で固定されている状態でも構いません。

推しにそういう状態であるから直した方がいいよと伝えるときに、わざわざ大声を上げて教えるでしょうか? 他にたくさんの人がいる中で、大声上げて伝えることでしょうか?
僕が伝えられる側なら、そっと小さな声で、僕にだけ伝えて欲しいと思います。自分の恥ずかしい姿を、わざわざ周囲の人に知って欲しいとは思いませんからね。

なので、「ご意見」はできれば僕本人にだけ伝わる手段で送って欲しいと思っています。Vtuberとして活動している方によっては、そもそも「ご意見」などいらない!という人も居るかもしれませんが……

Twitterを利用するならDMで送って欲しいですし、メールで送って頂けるのも歓迎です。マシュマロとか、その手の匿名投稿ツールを用いてもらっても嬉しいものです。(それが、真摯な気持ちから生まれた「ご意見」であれば、ですが)


・仏の顔など存在しない

以上、「ご意見」を送るときにはどのように送って欲しいのか、という希望でした。

「ご意見」を送るとき、送る方法以外で気を付けて頂きたいのは、「それが相手にとってどう取られるか」という意識を持つことです。

言葉の使い方、選び方一つで受け取る側の印象も変わります。
僕は「あなたに理解してもらうことを100%諦めました」(要約)という文言が含まれていた「ご意見」を見て、まともに言葉を使って相互理解をするつもりがないのだと判断して関係を断ったことがあります。(そこに至るまでにいくつかの問題があったので、それだけが原因ではないですが)

「仏の顔も三度まで」という言葉がありますが、仏の身ならぬ相手に三度までの厚情を賜ろうというのはさすがに厚かましいというものでしょう。
相手がどう考えるか、どう受け取るか。推しのことを考えて発する「ご意見」なら、そうした細やかな気遣いがあれば、より相手に響く可能性も高まるかもしれません。


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みなさんからのご意見、ご感想、その他いろいろな何かをお待ちしております。

それでは!