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ペットを失った悲しみから。

大好きなペットが亡くなった。

アイコンの通り、私は亀が大好きで、
実家には長寿の亀が住んでいた。
名前はありきたりだが、かめ吉と名付けた。

かめ吉は、私が9歳の頃にやってきた。
父親の知り合いから譲り受けた。
当時、20年は生きた亀だと知らされていたから、ウチにやってきた頃にはもう十分大きかった。

それから15年経って、かめ吉は安らかに眠った。最後まで頑張っていた。

ちょうど亡くなる1週間前程に、実家に帰っていて、明らかに様子がおかしかった。
餌も食べず、動きも鈍い。いつも水槽をよじ登ろうと頑張っていた姿はみられなかった。

母からかめ吉が動かないと連絡が来て、すぐに電話をかけた。
電話に出ると母は泣いていて、つられて私も涙が出た。

かめ吉にはいつも助けられた。
私が反抗期の時、受験の時、、、私の人生の過渡期をいつも見守ってくれていた。
辛い時に癒してくれた。
放し飼いにすると追いかけてきた愛おしい姿を思い出して、今でも涙が止まらない。

不思議なことに、かめ吉は、
私が大学を卒業したことを見届けてくれた。
次のステージでは僕が居なくても頑張るんだよと言っているような気がした。
今思えば、小学校、中学校、高校、大学の卒業式を見届けてくれた。それだけの時間、かめ吉と過ごしてきたのだ。もちろん悲しみは大きい。だけど、かめ吉のためにもっと頑張ろうと思う糧にもなった。

初めてペットを失った悲しみを経験して、私はまた一つ、強くなれた気がする。

ほんとにありがとう。

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