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第54回日本作業療法学会

コロナウイルスが猛威を振るい、フランスとドイツでは二度目のロックダウンが決まりました。
フランスには学生時代の知り合いがいるので心配なところです。

我々作業療法士もみんな対策をしているとはいえ、未だ各方面で影響を受けているかと思います。
とくに最近大きいところで言えば、日本作業療法士学会が初のオンライン開催を行いました。
そして、先日10月25日、1ヶ月間に及ぶオンライン開催を終えています。
演者の皆さん、運営の方々お疲れ様でした。(#普段の仕事もある中、心から尊敬)

今日はつらつらと初オンライン全国学会に参加してみて思ったことを記します。

今回、大学時代や職場の同期先輩がポスター発表を行っていたので、それだけでもとても刺激になり、参加してよかったと思います。
同年代の頑張りってほんとにありがたいです。
ただ、参加しようと思い続け、気付けば残り1週間となったところでようやく参加申込をしたので、あまりにも勿体ないことをしたなぁと反省もしています。

僕は精神分野で働いているので、精神関連を中心に講演などを聴講しましたが、やっぱ今は認知機能が一つのポイントなんですね。

ただ、ずっと思っていることがあって、
認知機能にも焦点を当てていくのは凄く大切。でも...でも...
精神分野の作業療法士がいつの日か認知機能を専門にみる人と思われないかが不安です。(#研究や発表を否定するわけではなく)
身障分野ではよく「OTとPTの違いが分からない」と言われているかと思いますが、精神分野も「OTと臨床心理士の違いが分からない」などと言われる未来もある気がします。
僕らはあくまで、作業に焦点を当て、作業を手段や目標として扱う専門職なことは忘れてはいけないなぁ...と。そのための認知機能リハだよな...と。

ここからさらに、もう一歩踏み込んでいってほしいし、自分もそこに早く踏み込まないといけないなとメラメラしました。

また、今回は見れなかった演題の方が圧倒的に多いのですが、スライドの作り方って我々もっと知る必要あるんじゃないかとも思いました。
学会という性質上しょうがないことなのかな?いや、だとしたらそれは変えるべき歴史な気もするけど...。

後ろ向きな感想ばかりに聞こえるかもしれないけど、実際抱いてる感情はそんなことないんです。個別OTと認知機能や費用対効果など、混合研究や他施設間共同研究、保護室での個別OT、精神科における作業に焦点を当てたSDM、作業機能障害に基づくリカバリー要員構造etc...
ほんとに自分は井の中の蛙だなぁと。こんなに凄いOTさんたちが世の中には沢山いると思うとワクワクします。(#まるで孫悟空)
今は先生方の指導の下、初めての論文執筆が最終盤となっているので、そろそろ投稿につなげたいです。頑張ります。

#精神科 #作業療法 #日本作業療法学会

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