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“芸術と存在をめぐる113のフラグメント”

アトリエ空中線より、『純粋思考物体』造本・組版にあたり、本著の言葉に触れた制作について、コメントを寄せていただきました。

詩人・河村悟さんの芸術と存在をめぐる113のフラグメント『純粋思考物体』の配本がはじまっているようです。造本・組版を担当させていただきましたが、このたびは本文に強く共鳴しながらの制作になりました。身体と精神の在り処、それを超えたところの観照、詩的断章。自身を厳然と観察するかのような、みずからの内に他者の視線を持つ言葉の数々に、ほんとうの詩人の姿が像を結ぶようです。造本では、冷たく透る鉱物をかたどるように、純粋な白の表紙に透明箔押し、コデックス製本に透明フィルムカバー、シルク印刷。ぜひ手にとってくださいますと幸いです。


―造本組版担当・アトリエ空中線 間奈美子

空中線書局Facebookより

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