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出版記念パーティで「本を出したいんです」と言ってくる人は2タイプいる

僕が出版社にいたころ、たまに出版記念パーティに招待され、足を運んでいました。


▼「本を出したい」と声をかけてくる人は2通り


1冊目の本を出した著者(とくにビジネス書)は、出版記念パーティを開くことが多い。

そこに仕事関係でお世話になっている人を招待して、日ごろの感謝を伝えたりするわけです。

担当編集者ももちろん参加して、時には挨拶をして、著者とのエピソードを披露したりもします。

そういう場に行くと結構高い確率で「私も本を出したいんです」と声をかけられる。

そういってくる人は、大きく2タイプに分けられます。

まず、こちらのタイプは少数ではありますが、具体的にどんな本を出したいのか、アイデアが明確にあり、企画書も作っていたり、原稿もある程度、もしくは最後まで書いていたりする人。

そんな人もいれば、本を出したいという気持ちはあっても、それ以上のことは何もしていない人もいます。こちらが多数といっていいでしょう。

前者の場合、原稿や企画がそのまま本になるかはともかく、具体的な話を展開しやすい。

自分が興味ある内容だったら、「後日打ち合わせを!」なんてことにもなるし、「そういう企画だったら、A社よりB出版に送ったほうがいいかもです」といったアドバイスだって伝えられます。

前もって「企画書を作る」「原稿を書く」という行動をしていたことで、「本を出す」という目標に近づけていますよね。

ですが後者の場合、名刺交換をして、「じゃあ、何かあったら……」というくらい。

話は進展しませんし、もちろん目標にも近づけていません。

行動していたかどうかで、差がついてしまったといえます。

▼「原稿は書いてないけど、アイデアはある」という作家志望


これはビジネス書で多いパターンですが、小説だって似たような部分があります。

「小説を出版したい」「プロになりたい」といっておきながら、

「どんな作品を書いてるんですか」

と尋ねても、

「いや、まだ原稿は書いていません。アイデアはあるんですよ」

という人に、これまで数人会いました。

当然なんですが、そういう人のアイデアを聞いて、

「おお! いいアイデア! 出版しましょう!」

なんてことにはなりません。

むしろ、そんな人に、

「プロになりたくて、アイデアもあるんだったら、なんで原稿を書かないんですか?」

などと聞くと、

「出版が決まってから書かないと、時間がムダになっちゃうじゃないですか」

と言われるくらい。

実際、そう返されたことがあります。

▼行動しても結果が出ないならムダ?


そのときは、

「行動しても、結果が出ないとムダになるか……」

なんて思ったものの、今振り返ると、

「いい結果が出るかどうかわからない状態で行動を続けるのって、たしかに大変だよな」

とも考えられます。

もちろん、それでも行動しない限り、いい結果を得ることはできませんが、多くの人はそれができずに、目標へ近づけないんですよね。

まとめるなら、

【行動しないと、いい結果は出ないけど、失敗もない。

行動すると、失敗もするし、ムダになるかもしれないけど、いい結果を得る可能性もある。】

といったところでしょうか。

▼行動を続けるのは難しいけれど・・・


残念ながら、最初からいい結果が約束されていることなんて、そうそうありません。

結果がどうなるかは分からないけれども、それでも行動して挑戦を続けないと、目標達成はできない。

でも、挑戦を続けるのは難しい……。

こういった現状に対抗するための1つの手段として、「みんなの挑戦部」というのを起ち上げました。

このnoteでは頻繁に取り上げていますが、「みんなの挑戦部とはなんぞや?」という人のために、簡単な説明から入ります。

みんなの挑戦部とは、ツイッターで毎日、その日やれたことや書き進められたこと、挑戦したことなどと、明日やることを、「#みんなの挑戦部」というハッシュタグを付けて呟こう、というもの。

たとえば、

【今日は新作小説を1200も文字書けました! 1章が終わり、筆も乗ってきた。明日は引き続き、1000文字書きます! #みんなの挑戦部

というように。

「こうやってつぶやくことにどんな効果があるの?」

と思ったかもしれません。

一言でいうと、「続けられる」「三日坊主にならない」というメリットがあります。

なぜなら、他人の目を意識できるようになり、

「今日はやる気が出ないし、サボりたい……。あ、ヤバい、みんなの挑戦部があるからやらないと!」

と思えてきて、やるべきことを続けられるんです。

その結果どうなるか?

ここまで書いてきたように、行動を続けたことで目標達成に近づけるわけです。

そんなわけで、行動や挑戦を続けるって難しいなあ、という方は、みんなの挑戦部をぜひチェックしてみてください!

興味湧いた方はこちらの記事に詳細を書いています。

ということで今回は、出版記念パーティで「本を出したいんです」と言ってくる人は2タイプいる、という話でした、

▼お知らせ

最後にお知らせです。

みなさんが行動し続けているように、僕も目標達成に向けて行動し続けていることがあります。

5月からアイドルグループを起ち上げるべくオーディションを開催し、先日メンバーが決まりました。

今の目標は「12月に100人規模の単独お披露目ライブを開催し、満員にすること」。

そんなアイドルグループの公式アカウントはこちら。
ぜひフォローをお願いします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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