見出し画像

私の知らない世界

不惑の四十代、とも言われるけど、40年生きたからと言って世の中の全てを分かるわけなんてない。当然だ。未だに様々なことに惑いまくっているし、知らないことだらけである。一生掛かっても、分からないこともたくさんあるだろう。

この前、その私の知らない世界を目の当たりにする経験があった。


私は人付き合いを考える時、三角形を思い浮かべる。

幼少の頃は大きなベースがあって、中学、高校、大学、そしてその後とだんだん小さくなっていく三角形のイメージ。(写真参照)

画像1

最初はたくさんのバックグラウンドを持った同級生たちがいるが、進学したりで同じような学力を持つ人たちのグループに所属するようになり、さらに歳を重ねると自分の周りには自分と似たようなバックグラウンドを持っていたり、同じ趣味を持っていたり、同じ業種で働いていたり、ピッタリ気が合うとは言わなくとも何となく通じ合える人が多くなっている。ただもちろん絶対数は少なくなるけどね。

山中的三角形理論では、人はそれぞれの人生を生きる中で自分の三角形を築いていくのだけれど、同じような時期に同じような三角形の階層にいる人と活動エリアが被ったりすると人間関係が発生する訳である。自分とは全く違う場所やレベルで三角形を築いている人、つまりこの写真で言えば三角形の外側、斜線部で三角形を築いている人たちは世の中に確かに存在している。しかし、重なりようのない三角形を持った人と関係が発生する可能性は低い。

ただ斜線部で三角形を築いている人たちと出会う機会が絶対に無いか、と言われるとそんなことはない。私から手を伸ばすか、相手から手を伸ばすことがあれば、もちろん出逢うことになる。

大変申し訳ございませんが、ここからは有料にさせていただきます。もしかしたら、もしかすると、広く読まれることで自ら築いてきた三角形を捨て、斜線部に飛び込む結果となってしまう可能性があるので。


ここから先は

2,822字 / 3画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?