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開業後 (3) 名前の由来

以前の記事では会社の名前、GATES Alphaに込めた想い、というと大袈裟だけど、名前の由来について触れたのでここではジムの名前「The "A+" Personal Training」について書こうと思う。

最初このジムの名前は「Golf & Training Plaza A+」

もう今となっては知る人はあまり多くはないけれど、開業当初はジムに入って手前がトレーニングエリア、そして奥にインドアゴルフ練習設備があった。

スクリーンに向かって打つ、アレだ。

これにはこだわった。いくつかあるインドアゴルフマシンを比べて、性能・コスパ・サイズ等々を吟味して選んだマシーンだった。

たっぷりとあった暇な時間には色々な練習方法を試したり、テクニックを磨いたりして、そりゃぁ使い倒した。”私が。”

ある日、トレーニングを指導していて気がついた。そう言えば私以外、ゴルフ設備を使っていないことに。

散々こだわって揃えた機器、そして設備だったのでどうしても諦めたくなかった。しかしここで気がついた。計算してみると過去半年、全体の売り上げのうち、ゴルフの売り上げは一桁パーセントだった。にも関わらずジム全体の70%のスペースをゴルフ関連で占めていたのだ。

「こだわりがお金にはならないこともある」

ゴルフ事業を畳もう。結論を出してからの行動は早かった。個人でやっていることの強みである。誰に許可を得る必要もないので、決断してからの行動は早い。フットワークの軽さは今でも意識している。

ゴルフ機器を全て売却。現在は大分県で使われているはず。それに伴って出来たスペースをジムスペースにするためにゴムマットを購入し、ジム全体に敷き詰めて、トレーニング機器を移動。

決断してから2週間程度でゴルフをやっていた面影すらなくなった。

そしてゴルフをもうやっていないのにジムの名前をそのままにしていてはダメだな、とジムの名前を現在の「The "A+" Personal Training」へと変更した。

開業して約1年半。2017年11月の出来事だった。

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変えたばかりの頃の写真。今はもっと変わっている。この話はまた後日…。

ジムに限らず、起業する時には自身がやりたいこと、得意なことで社会貢献をするために起業すると思うけれど、それが必ずしも需要にマッチするとも限らないのが現実だ。もちろんそのこだわりによって成功するケースも多々あるとは思うけれど、私の場合はこだわったものでも、さくっと見切って方向転換したことで、一つの壁を壊す事ができたような気がする。


おっと、締めてしまうところだった。

新旧どちらのジム名にも付いている「A+」ちなみに「エープラス」と読みます。

アメリカに留学した方ならピンと来ると思うけれど、アメリカの学校で成績を付ける際「A/B/C/D/F」という評価が付けられる事が多い。

学校によっても違うけれど

A : 90点以上

B : 80点以上

C : 70点以上

D : 60点以上

F : 60点以下

という風に分けられる。Eが無いけれど、FはFAILとも掛かっているからだと思う。ちなみにDは不可なので、DもFにすればいいのに、と思わなくも無いけどこんな感じで分けられていた。

そして私が卒業した学校は、さらにこのABCDFの中にも「+/-」が付く学校だった。全て書くと多すぎるのでAだけにして

A+ : 98点以上

A : 93~97点

A- : 90~92点

と分けられていた。

98点以上なんてほぼ満点じゃん!そして私も留学時代は当然、このA+を目指して、日々を過ごしておりました。A+取れないと凹んでた。最低でもA、基本はA+!

そしてそんなジムにしたい、という想いでこの「A+」を付けました。最近は「エープラス」と呼んでいただくことも多くなった。

だったら会社名にもA+を入れれば良かったのに、と思われるかもしれない。

私もそう思う。

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