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開業準備篇 (3) 取材申し込み (?)

毎日のように記事を書いていると、とんでもなく暇なんじゃないかと思われてしまうけど、そんなこと気にしない。今日も書く。

ちなみに毎日書いていても、だんだんアクセス数は落ちていく。そんなの大して気にしてない、とは言いつつもあまり多く読まれていないのはやはり切ない。でも気にしててもしょうがない。今日も書く。

前回の記事ではようやく内装工事の日程が決まって、というところまででしたが、もちろん工事が終わるまでボーッと過ごしていたわけではない。

ジム運営に必要なものを買いまくる。開業当初買ったものは今度改めてリストにするとして、今日は開業当初にあったとある出来事を通じて、特に開業したばかりの人に参考にしていただきたい。

開業待ちのこの工事期間って本当にしんどかった。何をしようにもなんせ営業していないから、お金がただただ出ていく。とりあえずやっていたことはジム用品をオンラインで買い漁ったり、チラシ作ったり、ホームページを更新したり。その他にも色々やってはいたけれど、全く手応えもなし。言うなれば闇雲に石を暗闇に投げ込むような感じ。とにかくどうなるか分からないけど、意味があるのか無いのか分からないことをひたすらやっていたような感じ。ただ何もしない、っていうオプションはなかったので、とにかく何かを毎日やっていた。

そんな時、携帯に見知らぬ番号から電話。

は!まさか問い合わせ!ホームページは営業前から作成済み、当時はまだランドラインが無かったので、携帯電話番号を載せていた。

恐る恐る出てみると、男性からホームページを拝見して…との旨の言葉。

おぉ〜。まだ営業始めてないのに早くも問い合わせ!こりゃぁスゲーな!

ただどうやら見込みお客さんでは無さそうだ。しかし話を聞いてみるとホームページを見て、内容にとても感銘してくれたとのこと。そしてなんと取材をしたいとの申し出だった。雑誌媒体からは随分と遠ざかっていた(る)私なので、聞いたことのない雑誌だったけど、おそらく私が無知なのだろう。そしてその記者さんは駆け出しの経営者を取材していて、その経営理念や想い、サービス内容などを聞いているらしい。こんな売り上げゼロな私だが、理念や想いは一応ある。そしてそれを記事にしてくれるらしい。スペースは見開き 1/8 程度のモノらしいが、記事を転載したり宣伝にも使って良いとのこと。

やべーな。開業前からこんなことあるとは!この調子なら開業後はお客さんが殺到して困るかもな!さらにすごいのは、そのインタビューの際には私の世代であれば多くの人が知っているであろうタレントさんがインタビュアーとして来てくれるらしい。

ちょっと驚きである。

まだ会社設立から間もない、言うたらジム自体はまだ開業すらしてないのに。そんなことある!?いやー、テンション上がるわー。やっぱりちゃんとやっていれば理念や想いというのは伝わるもんだなぁ。その時もちろん私のスケジュールはスカスカである。今からでも取材は可能だけれど、ちょっとそこは見栄を張って数日後の午後に来てもらうことにした。いやー、やっぱりちゃんとやっていれば理念や想いというのは伝わるもんだなぁ(2回目)。

そして言われたのが掲載料がなんと8万円。

いやー、この時点での8万円は本当にありがたい!(もちろん今でもありがたい)

違う。

載せてもらうのに8万円を支払う必要があるらしい。

え?私が8万円支払って、取材を受けるのですか?

ちょっと待って。それって…。

詐欺ではない。ちゃんとタレントさんも来てくれるらしい。そしてその私が聞いたことがない雑誌にも載るし、他の媒体にも転載しても良いらしい。

でもさ、それって広告やん。

もちろん聞いたことない雑誌の見開き広告 1/8のスペースに8万円を放り投げられるほどの余裕はない。それを伝えると先ほどまでの態度とは一転。秒で電話切られた。なんて言う会社だったか思い出せないけど、とにかくそうやって少し前に多少名前が売れたタレントを使って、取材と称して広告費を稼いでいる会社のようだ。

こうやってジムを運営しているとたくさんの営業電話が来る。

上記のような取材と称した広告の営業。他にも月刊200万部を誇るらしい某女性誌に広告を載せないか?デザイン料込みでなんと今なら100万円で、とか、湘南エリアを担当となって、たまたま近くに来たと言って今から会うことはできないかと、やたらテンション高めに電話をかけてくるSEO対策をしてくれるという会社(毎回違う人だと思うけど、ほぼほぼ同じセリフ、テンションで掛けてくる。リ○オン株式会社。スーパー塩対応してたけど、そういえば最近掛けて来ないな)。あとは大企業の福利厚生プログラムの代理店、ってのもあったな。

この経験もあって、電話での営業は100%断ってきたし、今後も99.99%断るであろう。

普通、必要だと思う物事があれば、自分で調べて自分から連絡することを考えると、電話や飛び込みの営業というのは時代遅れも甚だしいし、そんなことをやっている会社の商品を購入しようと思うだろうか。まぁ買う人がいるからその方法を続けているのだろう。

一見、無駄なように思える営業電話からも学ぶことはある、のかな。

開業準備篇、まだまだ続きます

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