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起きたことから学ぶ。ただちょっと愚痴らせて欲しい。

先週から立て続けに色々と「んー」ということが起きてしまった。

今日はその中の一つ。ちょっと愚痴っぽいです。ただ元はと言えば私が悪いこと。「いや、悪いのは自分じゃん」というツッコミはご勘弁を。分かってます。悪いのは私だってことは。ただこれを読んでくれる皆さんには同じようなことに巻き込まれぬよう、ご一読いただけますと幸いです。

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今日、仕事で契約しているとある方から一週間前に送ったメールの返信がきた。

小さいながらも会社を経営していると様々な士業の方々にお世話になる。

餅は餅屋。素人の私には全く分からない税務や労務(社会保険とか労働保険、助成金・補助金の申請手続き)のことなどを、毎月の顧問料をお支払いして専門家たちにお願いしている。そのおかげで私は経営とトレーニング指導に集中できているので、基本的には毎月安くはない顧問料を支払うだけの価値があると私は思っている。しかし、そのうちの一人に関して最近どうにも納得のいかないことがあり、契約解除を求めるメールを一週間前に送った。

契約解除の理由。とてもシンプルである。その士業の方には毎月の顧問料を払っているにも関わらず、その資格を持っている専門家に対して私が求めているものを満たしていないと思ったからである。

実はこの方とは契約当初から違和感があった。契約後、オレまだこの仕事やっているけれど、これってオレの仕事なの?顧問料支払っているんだから、これってその人の仕事じゃないのかな…ということがいくつかあった。そしてその違和感を伝えたこともあった。ただその時に言われたことは「別料金になります」とのこと。

確かに私が出来ない仕事ではない。別料金を支払ってまでやってもらうことではない気がする。じゃぁ、私がやろう…。

ただ私は何のために顧問料を支払っているんだろう…?この仕事って、、その人の仕事なのでは…?その為の顧問料のはずなんだけどな…。

ただ言えば「別料金」と言われるし、それらの業務は自分で出来ないことではないので、何となく契約を続けてしまっていた。

しかしそんなある日、契約解除を決める決定的なことが起きた。

それはとある助成金への申し込みを巡ってのやりとりであった。今、新型コロナ感染症の対応で多方面からバッシングを受けている政府ではあるが、うちみたいな零細企業を守り、尚且つ働き方改革を支援する助成金をいくつも用意してくれている。でも、おそらく今、新型コロナの助成金を申請している人なら分かるだろうけれど、このプロセスを理解し間違いのないように申請するのは結構エネルギーがいる。言わんや、自社が申請できそうなキャリアアップや働き方改革に関する全ての助成金に日頃から目を通して、把握して、全部準備するなんて...私には不可能だ。

そんな訳で政策に関してはその道のプロにお願いしていた。何度も繰り返すが、社長歴たかが五年の私はその辺、ど素人なので、専門家にこうしてくださいと指示されたことがあれば、そのように対応するようにしている。逆に言うと指示されたこと以外のことは決してやらないし、できない。

で、今回。私の解釈ではやるように指示されたことだったが、どうも私は私の判断で余計なことをしてしまったらしい。結果、その助成金は書類不備により不受理となってしまった。

その助成金の額は決して安くなかったので不受理となってしまったのは非常に残念だが、お役所に文句言っても仕方がない。それよりも、私にとっては指示に従って変更した部分を責められ、不受理になったのを後から「あなたのミスです」とハッキリ言われて、その後決して態度を変えなかったのが非常に引っ掛かった。

今回の不受理の件、私が悪者になるのは非常に納得がいかない。指示された内容はメールを見れば分かるし、その内容をスクショに撮って送ったりしたが、そんなのは相手の『そういう意味ではなかった』の一言で片付けられてしまう。

実はこれ以外にも、数ヶ月前に郵送したものを受け取っていないと言われたり、明らかに私との仕事を片手間でやっている感が見られた。というか、私に対して誠意・責任を持って業務を果たしてくれている実感を全く得られなかった。

そして今回、契約解除の旨の連絡を入れたのが一週間前。

一週間返信がない時点でどうかと思うけれど、契約解除の件だけに色々と思うことがあったのかも知れない(私だってお客さんが来られなくなるのは非常に残念に思うし、自身のサービスに対して何が足りなかったのかを問いたりもする)。そしてようやく今朝、返信がきた。

契約書に基づき、契約解除には手数料を支払うようにとの内容であった。

その手数料とは上記にある助成金の申請手数料とのこと。

契約書には "助成金不受理の場合は手数料は請求しない。ただし私の不注意によって不受理となった場合には手数料を請求する" とのことであった。

私としては不注意どころか、言われたことをやったまでなのだが、不受理の理由は私の「不注意」。不注意だとは微塵も思ってはいないが、契約書を盾に来られると私には太刀打ちできない。まぁ、最後に書類を役所に提出したのは私なので、最後にもう一度確認できたという意味では "契約上" 私の不注意なのだ(いや、そうなのか?)。そして、さらに契約には、『甲(私)の不注意により助成金が受理されなかった場合には、甲(私)が受け取るはずであった助成金の20%の額を支払う』という内容が盛り込まれていたため、受け取ってもいない助成金の20%の額を請求された。

契約書はよく読め、印を押す前に疑問点を質問しろ、とは言われるけれど、実際契約の細かいところまで把握できる人はどのくらいいるのだろう。そして、例え、自分の不利になるような内容が契約書にあったとして、世の中の初心者社長さんは気付けるのだろうか?「こういう契約の仕方がこの専門家の領域ではスタンダードなのかな?」とか思うのは私が単純すぎるだろうか。

もし、幾多もの税理士さんや社労士さん、弁護士さんと交流があり、契約を交わしたことがあったのなら、その契約の不平等さに気づけたかも知れない。でも、単純で基本的には性善説を信じる善良初心者社長の私は、契約の際、その人を信用して特にゴネることもなく言われるがまま契約を交わしてしまった(なんて愚かだったのだろう!)。

まぁ、契約の内容をよく理解しなかったのは私が悪い。そこは反省して次に活かそう。しかし、専門家と呼ばれる人間が、弱い立場の人間が無知であることを利用して、契約書を盾にするのは非常に不誠実なことのように感じる。



一瞬、というかしばらくこの件に関してはモヤモヤと頭を悩ませてしまったが、それももう良い。お金を払ってこれで契約解除なのだ。

私も専門的な知識や経験を道具にして商いを営んでいる。トレーニングの知識に関して私の優位性を盾に私自身のお客さまにモヤモヤとした感情を抱かせるようなことはないように全力で配慮しようと思う。

私は今後、誠意を持って私に専門知識を提供し、責任を果たしてくれる(少なくとも果たそうとしてくれる)専門家と強力なタッグを組み、私自身も誠実にお客さまにサービスをしていく。そんな想いを強固にしたまでだ。

どんな状況、時代になっても誠実さは絶対に失ってはいけない。

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