”あなたの推し”こそが凄いんだぞ ~推しとコラボのためにV化??~
Vtuberって大した肩書きではないんです
はいどーも皆さんこんにちは化学解説系Vtuberの才媛テス子です。Twitterでみかけたんですが、リスナーがVtuberとなって「コラボしましょう」と言ってくることがあるそうな。この話題がどこから来たのか調べてみると、どうやら発信源はマシュマロシャワーみたいですね。
まあ本当にそんな出来事があるかどうかはさておき、私はこのことにちょっと思うところがあるので、これからお気持ちnoteを書いていきます。
目次
1.原動力があるっていいね
2.Vtuberになるって凄いこと?
3.コラボで大事なこと
4.あなたの推しって凄いんだよ
5.Vtuberはゴールではなく、スタート地点
1.原動力があるっていいね
さてみなさん、最近はVtuberになるためのハードルが低くなってきましたね。配信用機材やソフトの普及&廉価化、モデラーの増加、さらには新人Vtuberがもてはやされる文化の形成など。この私、才媛テス子もその恩恵にあずかった一人です。
まだVtuberという環境が整っていなかった17年末や18年初頭に比べれば、Vtuberになるのはとても簡単になりました。とはいえ、心理的ハードルはそうでもなく、Vtuberになるのは一大決心が必要なことでしょう。それを乗り越えてVtuberになる行動力はとても素晴らしいことだと思います。私は手放しで拍手ができると思います。
新しいことに挑戦することは素晴らしく、いままで見えなかったものが見えるようになり、思いつかなかったことも考えられるようになるでしょう。Vtuberへとなることによって、新しいことを知る。その体験は尊いことであります。
そんな素晴らしい体験へと後押ししてくれた、”推しと共演したい”という気持ちを大事にしてください。
2.Vtuberになるって凄いこと?
でも、Vtuberになるのってそんなに凄いことでしょうか?
前述したように、現在はVtuberになるのがとても簡単になりました。今Vtuberになるために必要なものは、各種機材を揃える資金力、配信などのやり方を調べる情報力、実際にそれらを行う行動力ぐらいではないでしょうか?
つまりはVtuberになるのは、新卒社会人が「ゴルフ始めるために、道具一式買っちゃいましたw」というくらいのことです。
道具を買うだけでゴルフが上手くなるでしょうか?そんなことはないでしょうね。同様にVtuberへとなったからといって、リスナーから何か変化があるでしょうか?大した変化はないでしょうね。
そう。Vtuberへとなることは別に凄いことでもなんでもないのです。
勿論、当事者からしたら一大決心が必要な大イベントでしょう。テス子さんもVtuberへとなったときは胸がドキドキ夢いっぱいでした。
でも、それによって他者からの評価は何ら変わらず、自分の価値も変わってはいません。現実は厳しいものです。
そのため、「Vtuberへとなれたから、推しとコラボできる」なんてことはないです。だってVtuberになっただけならあなたはリスナー時代と何も変わってないですよ。論理の欠如です。コラボに必要なこと、大事なことは、Vtuberであることではありません。
3.コラボで大事なこと
では一体、コラボではなにが大事なのでしょうか?
やっぱりチャンネル登録者数?喋りの上手さ?強い個性?
私は上記のどれも必須では無いと思います。
一番大事なのは、そのコラボでどうやって視聴者を楽しませるのか。
これがコラボをするうえで最も大事なことでしょう。視聴者があってこそのVtuber。当然、コラボをするうえでも視聴者が楽しめるかどうかが重要です。視聴者が楽しいと言ってくれたのならばそのコラボは大成功。逆につまらなかったと言われれば失敗です。
さてそれをふまえて、”推しとコラボしたい”というだけのコラボってどうです?明らかに自分本位じゃないですか。それって視聴者が喜びますか?
これがね、「推しと共演することで限界化する様子を見てもらう企画」とか、逆に「限界化オタクからの愛情でたじたじになる推しを見てもらう企画」とか、視聴者が楽しめるように、もう一段階落とし込めたら企画として楽しいものになり有意義なコラボになると思うんです。
舞台の上で輝く推しの隣で共演したいという気持ちは分かります。でもひとたび舞台に上がったのなら、見る方向は推しではなく、あなたがさっきまでいた観客席なんです。
4.あなたの推しって凄いんだよ
あなたはなぜ推しを推しているのですか?
推している理由は、多少表現は違えども、「推しを見ていて楽しい」っていうところに近いのではないでしょうか?
これって凄いことじゃないですか。他人を楽しませることが出来る存在、ましてやVtuberになるという新しい体験へ後押しできる存在になれるだなんて(繰り返しますが、新しいことへの挑戦自体はとても素晴らしいことです)
でも、視聴者を楽しませるのって推しが”Vtuber”という存在だからですか?全く関係ないですよね。たまたま推しがVtuberという形態で活動していたというだけで、Vtuberと推しであるということの論理的つながりはありません。
つまりは、Vtuberが凄いのではなくて、あなたの推しが凄い人なのです。
Vtuberという肩書きを得たのは凄いことではなく、むしろVtuberになった後に視聴者を楽しませられる存在になったことが凄いのです。
5.Vtuberはゴールではなく、スタート地点
"Vtuber"が特別に凄い肩書きなのではなく、"凄い人達"がVtuberという肩書きを掲げているのだ。ということはこれまでの文章から伝えられたと思います。
だからリスナーがVtuberになるのは別に大袈裟なことではなく、問題提起するほどの事じゃないですし、それに苦言を呈する人は何様なんだって話です。
逆に言えば、Vtuberになったとしても、元リスナーであったあなたの扱いは何も変わらないんです。Vtuberになってからどういう行動をして、何を積み上げていくのかで変わってくるのです。
要は、Vtuberはゴールではなく、スタート地点なんです。
歩き始めた新人Vtuberは、その前世に関わらず良くも悪くも評価は±0で、それに苦言を呈されることも、好意を覚えられることも無いのです。むしろほとんどの方は元リスナー時代のあなたを知らないのです。±0以外に評価しようがありません。
そして推しとしても、そんなよちよち歩きの新人Vtuberとコラボをして、ちゃんと視聴者を楽しませられるか不安です。(むしろそんな新人Vとコラボしてハプニングを楽しむVtuberさんもいらっしゃいますが)
であればやることは二つ、堅実に活動をして視聴者を楽しませた実績を積み、絶対に楽しくなる企画書を作り上げることです。
その道程には辛いこともあるとは思いますが、”推しと共演したい”という気持ちを胸に頑張ってみてください。
私もスタートしてから半年程立ちますが、まだまだゴール地点は見えません。これからもより一層視聴者を楽しませることができるように頑張っていきたいと思います。
あ、ちなみに私、才媛テス子は、コラボ絶賛募集中です。チャンネル登録者数なんて数字は気にせず、面白い企画であったら基本誰からでも引き受けます。ぜひ誘ってくださいね☆彡
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