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樹下快淳(じゅげ かいじゅん)

明治16年(1883)8月生まれ 中高寺 国学者・史家
雅號:桃泉、理山、白狸

中高寺の池田家に生まれる。五色町下堺の三宝院に養子に入る。

洲本中学から京北中学、第一高等学校、東京帝国大学へ進み、国学を専攻した。
卒業後は文部省に入省。のちに宮内省に転じ、図書寮研修官となった。

歴代天皇の実録を編集し、史学上の大きな功績を遺す。
この間、女高校教授・豊山大學講師を兼務する。
また文才にも秀でており桃泉・理山・白狸の名を持ち、優れた書を多く残している。

在職中、生穂第一小学校に多くの図書を寄付したことから「樹下文庫」と名付けられた。

退官後は、播州の寺を預かり、そこで生涯を閉じた。
一生の大願として、明治神宮神苑に紀年国立文書館を創立し、国の大殿堂を建設しようと計画していたが、実現は出来なかった。

尚、昭和46年(1971)7月に国立公文書館が、平成10年(1998)7月につくば研究学園都市内に、つくば分館が設置され、独立行政法人国立公文書館が保存・管理している。

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