いつか今を軽く笑い飛ばしたい
ことばと広告さんのメンバーシップ『書く部』で #この歌詞が刺さった をテーマに書こう!という企画があった。
テーマが身近なものだし、私自身もこれまで音楽に助けられてきたことがたくさんあるので、これは書けそうだなーとチャレンジすることにしたのだけど。
いざ書こうと思ったら、まったく指が進まない。
え?なんで?
何百回と聴いた曲も、聴くたびに涙した曲もあるはずなのに、書きたいことが思い浮かばない。
なぜ?
なぜ書けない???
たまに自分で自分が怖くなる。
私の頭の中はいったいどうなってるんだ?と。
昔から忘れっぽい人間であった。いまでもそれは健在で、子どもたちに「ママに言っても絶対忘れる」認定をされている。
食材や日用品など、家にあるのに買ってしまうことは日常茶飯事。人の顔や名前を覚えるのはめちゃくちゃ苦手。学校行事も病院の予約もたまに忘れるし、同じ本を3回買ったこともある。
でも、そういう忘れっぽさに関しては、もうあきらめている。こんな自分とのつきあいは、40年を優に超えた。本当に忘れてはいけないことはメモをしたり、何回もリマインドしたり、ある程度対処法も学んだから。
それよりも私が怖いと思うのは、自分の身に起きたこと、感じたことを忘れてしまうことだ。
断片的な記憶はある。でも、それがつながらないし、まとまらない。こんなことがあった、あんなことを感じた。でも、一つのストーリーにならない。
月のクレーターのように、脳にポコポコと穴があいていて、そこに落ちてしまった記憶や思い出が、真っ暗なまま、なんにも映し出せないイメージ。
まるで自分もその場にいたかのように。想像力をふわーっと引き出してくれる文章を書ける人ってすごいなって思う。
過去の経験やできごとを掘り下げて。流れるような文章にグイグイ引き込まれる。noteにはそんな人がたくさんいる。うらやましくてしょうがない。
今回の企画だって、そう。ほっこりしたり、ほろ苦かったり、涙を誘われたり。他の人はあたたかな思い出をたくさん持っているというのに。
なぜ私は何も思い出せないんだろ?書けないんだろ?ほんとに生きてるのか、私は??
クレーターに落っこちる前に、思い出を記録すること。私が書くべきは、これだったのかもしれない。
ライターになりたい、自分の言葉で誰かを励ましたい。そんなふうに願った時期もあったけど、私はもっと自分のために書くべきだったのかも。いまさらだけどね。
最近、あまりにも書けなくて、こんなことばっか考えてる。ほんといやんなっちゃうわ。なんでこんなにも頭でっかちなんだろねー。
でも残念ながら、これも私なんだよなぁ。はぁー、しゃーない。受け入れるしかない。
こんな私を励ましてくれるのは、結局、B'zなのでした。何十年も私の応援歌。
このネガティブモードを脱出して、いつか今を軽く笑い飛ばせる日が来ますように!
ではでは、また。
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