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15期前半レートについて(3)

前回→https://note.com/teshinona/n/nb7bd20fa59aa

メタゲームの推移

15期前半レートにおけるをできる限り細分化し紹介していきたいと思います。概ね実際の環境に近いものだと考えておりますが、私自身の想定が主な内容なため、その点においてはご了承いただければ幸いです。

なお、TopTierについては上から順に自分の評価が高いもので掲載しています。(評価が同等の場合もあります)

新弾リリース~第1回JCG(~1/6水)

新弾直後の環境では、
前期終盤に立ち位置の良いデッキとして話題を持った「アグロNc」が「スカルフィッシュ」の登場により更なる押し込み性能と、「恨みの語り部」の素引きに依存したリアニメイト札が安定したバーンカードとして運用できるようになったこともあり、環境を席捲していました。
当初のオリジナリティの高いアーキタイプは、序中盤での対応力が乏しい欠陥が顕著に出ていたこともこのデッキが台頭してきた要因の一つと言えます。
さらに別の尺度で環境に大きく影響を与えていたのが「OTKD」です。
「神魚ディズレスタン」と「深海の接近」を用いたOTKルートによって、下準備が完了すればほぼ回避不可能に試合が終了する性質を持ち、決定力が乏しかった初期のデッキでは太刀打ちが困難となっていました。

この2種類のデッキタイプによって、「アグロNc」の攻勢を受けるもしくは倒される前に勝つような「序盤強さ」と、「OTKD」のフィニッシュまでにライフを削りきるための手段を有する「終盤の決定力」が要求され、多くのデッキが淘汰されていくことになります。

Tier1(ランクマッチ初期)
・アグロNc
・OTKD

そんな中で、少しづつ開拓が進み環境に姿を見せ始めたのが、「ライドD」と「アクセラE」です。
この2種はアグロNcと同様に序盤から攻めを押し付け、大型疾走によって試合を決定づけるフィニッシャーも兼ね備えられており、前述の要素を満たす形で数を増やしていきます。

Tier1(1/6水 JCG1度目)
・アグロNc
・アクセラE
・ライドD
・OTKD

同時時期にロキサスEに着手をしましたが、
攻めのデッキに対して優位性が持てないことから開拓を中止しています。
https://note.com/teshinona/n/nd9746e1e7245

~レート開始前(1/7木~1/13水)

2度目のJCG(1/9土)に結果を出し始めたのが「グレモリーNc」です。
前期までの活躍もありデッキの出力が高さはご存じの通りかと思いますが、今期の特徴として攻めデッキの押し込みが強力であり、序盤を放棄するようなグレモリーの完成速度を優先させた形ではなく、「ボーンフリーク」や「アンデットパレード」のような最序盤にトレードに参加でき、尚かつ直接召喚フェイランの平均達成速度が上がったことから、中盤での盤面形成での押し込みを主軸に置いた「連携Nc」としての構築が主流となっていきます。

Tier1
・連携Nc
・アグロNc
・ライドD
・アクセラE
Tier2
・OTKD

《自分視点》
第1回JCGの結果でday1の環境を想定し、攻めのデッキ3種にガードを上げることを最も重視した持ち込み構成を考えておりました。

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・アクセラE
攻めデッキの中で最も対応力があることに加え、理不尽なアグロムーブや「ルヴァン」によるアグロ態勢も備わっているデッキとして注目。
当時はアクセラEの強みを「早期による決着」と置いていたため、2cの増量、「ウェルダー」、「妖精の開花」の条件達成を重視し「フォレストエース・リマーガ」を最大数採用し、アクセラレート回数を安定して稼げる形としていた。
レンジが可変できるタイプの系統はプレイ難易度が高く、練習時間の確保が大事という考えから、1週間前時点で構築の枠組みを決め練習に時間を割けるように心がけた。

・OTKD
https://note.com/teshinona/n/n843a307e49e3
(サーバー内で共有していたものです)
詳細についてはこちらをご覧ください。

2種類の持ち込みを大まかに決めたものの、第2回JCG1/9(土)の結果に加え、surpassさんの配信によって「連携Nc」が環境のTopに躍り出ることが予見された為、持ち込みの方向性を変更せざるを得なくなりました。

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連携Ncの台頭を踏まえた環境予測がこちらになります。1/11(月)

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清浄Bを少し触り、デッキ認識変更の可能性を示唆。

ここまでがレート開始1/13(水)までの環境の推移となります。

~RAGEday1デッキ登録まで(15金)

13日(水)より15期前半レート戦が開始。
RAGEday1の3日前であるものの環境への影響度が高く、発信される情報による世間認知の変化には敏感になっていた時期です。

そんな中でOpenrec配信者(メン限含む)によって勝ち星報告が上がり認知度が飛躍的に高まったのが「西風神B」です。
前準備なしに強力な盤面形成を行える「豊穣の西風神」のカードパワーを軸に、序盤に強いNフォロワーや多数の守護、明確なフィニッシャーを有する、ビートダウンに強いビートダウンとして地位を確立します。
選択不可守護および回復である「セト」が攻めのデッキに重く刺さり、西風神の着地によってゲームが終了するケースが多発しました。

加えて、第1回JCGを優勝していたこともあり注目度が高かった「清浄B」も着実に数を伸ばしていきます。
受け要素である、除去・回復を通常搭載し、西風神Bと同じく攻めのデッキに対し優位性を持つデッキとして環境に存在します。

また、直近のJCGより異様とも言える結果を残し続けた「連携Nc」は文句なくTierTopに君臨します。

Tier1
・連携Nc
Tier1.5
・西風神B
・ライドD
・アクセラE
Tier2
・アグロNc
・清浄B
・OTKD

《自分視点》
B2種の出現という動きを見せたものの、大衆の総意としては「連携Nc」と「ライドD」の人気が強いのは明白であったため、想定環境に大きな変化はないという結論を出していました。

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・連携Nc

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環境内で唯一安定感とパワーを備えたデッキの認識で、「グレモリー」の起動が勝ちに直結する思考がベースとなっている。

構築において重要視した点は以下の通り。
・序盤でのライフカットと安定性確保
・グレモリー起動の速度
・後半のバリュー勝負での優位性

ライドD、アクセラEの両デッキが守護を捌きながらリーサルを取りづらいため、「トリニティ」の着地をゴール地点とすることが自然と勝ちに直結する。ガンダゴウザが減る傾向にあったのが大きく影響している。
回復手段が乏しいため、詰めの札を「ネクロインパルス」に一任することでスロットを確保し、デッキ内のコスト平均を下げることが成功。
同系に対しては、手札の使い方とライフ管理を重視した戦い方を用いた。
枚数が散っているものの、必要な箇所にはしっかり枠を割き、想定する試合展開の再現性を高めている。
グレモリーに比重を置いたコントロールデッキと考えるのが妥当かもしれない。

https://note.com/teshinona/n/n300490cafb36

・清浄B

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集約すると上記の通り。

「光明のプリースト」によって清浄による3回回復時のバフの恩恵を受けやすい構造を実現。
基盤を清浄Bとした西風神Bと置き換えるとイメージしやすいかもしれない。

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1/16土までのレート戦績です。
隣は式神Wもしくは清浄Bの組み合わせで使用していました。
式神Wについては次に詳細を加えます。

~RAGEday2

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ひとまず

区切りの良いところで公開する方式をとらせていただきます。
加筆ができ次第、投稿→通知といたしますので、TwitterのTLが騒がしいかもしれませんがご了承ください。

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