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忙しい。

人生で5本の指に入るほど、というか、
そんなことを数えるのに5本の指を使っている場合じゃないし、
もちろん、noteを書いている場合でもない。

でも、今夜はいったん仕事をやめて、
ビールを片手に「み」について書いてみたいと思う。
気になっていることがあるのだ。

本題に入る前に、
知らない人のために「み」について説明したい。

一般的には、形容詞の後ろにくっついて単語に変える言葉だ。
「深みがある。」「高みを目指す。」などなど。
それを、僕たちは色んなものにつけている。

「ねむみ」
「わかりみ」
「らじゃみ」
「おはみ」
「ごめみ」
「りょうかいみ」
「ちょっと、遅れみ」
「ごめん、もうすぐ着くみ」

なぜ使い始めたのかも、
どこからやってきたのかもわからない。
でも、自分は「み」が好きだ。
やりとりに「み」があるだけで、すこしテンションがあがる。
「み」を使い合うと、なかよくなった気がする。

もちろん、前回登場した後輩の吉田とのやりとりでも「み」は多用するし、
あたらしい「み」が次々と生まれている。

例えば、「花束のような恋をした」を観てから、
あの映画に登場する絹ちゃん(有村架純)のような雰囲気を、
「かすみみ」と呼んでいる。

「彼女にかすみみを求めてはいけない。」
のような使い方をする。


さて、ここからが本題である。
この「み」をどのぐらいの人が使っているのかが、気になっているのだ。

というのも「み」は、
仲良くなった人にしか使わない言葉だからだ。

今日も、営業の人からの丁寧なメールに返信しながら思う。
もしかしたら、この人も友達には「み」を使っているのだろうか。

もし、そうだとしたら自分にも「み」を使ってほしい。
「さっきの打ち合わせ、やばみ。」とか書いてほしい。

思い切って、「かしこまりました」の部分を、
「かしこまりみ」と書いてみる。
もし「み」が好きな人なら、ちょっと顔がほころぶはずだ。

ーーーーーー

〇〇さま

おつかれさまです。
修正の件、かしこまりみ。

辻中

ーーーーーー

だめだ、リスクが大きすぎる。
やめよう。

そして今日も当たり前のように、
「かしこまりました」を使うのである。

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