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4Ⅽサイクリング(サイド後ルールス型)ガイド



こんにちは。テルテルこと小坂和音(コサカ カズネ)と申します。最近はよくサイクリングを使用していまして、何度か私やデッキリストを提供したチームメンバーがMTGの大会で成績を残せていました。

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私の勝率は、86パーセントです。

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第2回セカコロ決勝大会5位

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04/04$5K Strixhaven Championship Qualifier 5位

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04/25$5K Strixhaven Championship Qualifier 3位

このように恵まれた成績を出せるようになってきたので、せっかくなのでサイクリングデッキについて語りたいと思い記事にしました。以前私はRedBullUntapped2020の世界大会を優勝した際に記事を書いたことがあります。無料ですので宜しかったらこちらの記事を読んで購入するに値するかどうかの指標にしていただきたいです。

RedBullUntapped2020優勝レポート

今回の記事では、最新のサイクリングのデッキリスト、採用カードの解説、プレイガイドを解説していきたいと思っています。申し訳ないですが、サイドボーディングは『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ参加者の中にデッキリスト提供者がいるのでサイドボードプランの公開は6月6日になります。ご了承ください。お待たせする分サイドボーディングは皆様にご満足いただけるよう誠心誠意、書かせていただく所存でございます。もちろん本文も満足いただけるよう書かせていただいたつもりです。それでは拙い文章になりますが、よろしくお願いします。

追記 10パターンのサイドボーディングを記載しました。気合い入れたので見てやってください。


1.サイクリングというデッキ


サイクリングはコストを支払いカードを捨てるとカードを1枚引けるキーワード能力である。本記事で紹介するデッキはサイクリングを利用して「サイクリングする」「2枚目のカードを引く」「墓地のサイクリングを参照する」といった能力を有効的に使用するデッキである。このデッキは《天頂の閃光》を本体火力として撃つバーンデッキと言われがちである。だが実際は他にもアグロ、コントロール、クロック・パーミッションといった様々な要素を持ち合わせたデッキでありそれゆえデッキパワーも高く対策されにくいデッキとなっている。何よりも1つ1つの場面においてプレイの選択肢が多く自由度が高く、そしてどれだけ劣勢でも逆転できることがあるため楽しいデッキとなっている。是非皆さんにもこの記事を読んでいただいてサイクリングデッキをプレイしていただきたい。

2.デッキリスト

以下のリストはチーム内で調節し最終的に私が完成させたリストです。この度のリストは第3回セカコロ2次予選に参加したGlacierさん『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップに参加するRyuzoさんとSWDさんに提供させていただきました。Glacierさんは全勝で見事1位通過しました、おめでとうございます! RyuzoさんとSWDさんも応援しています、頑張ってください!


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デッキリスト
4 繁栄の狐 (IKO) 13
4 驚くべき発育 (IKO) 68
4 河川滑りの小道 (ZNR) 264
4 針縁の小道 (ZNR) 263
4 ラウグリンのトライオーム (IKO) 251
4 連門の小道 (KHM) 260
4 願い与えの加護 (IKO) 43
1 荒廃踏みの小道 (KHM) 252
1 清水の小道 (ZNR) 260
1 陽光昇りの小道 (ZNR) 259
3 血の希求 (IKO) 122
4 型破りな協力 (ELD) 193
4 アイレンクラッグの紅蓮術師 (ELD) 128
4 天頂の閃光 (IKO) 217
4 ドラニスの刺突者 (IKO) 113
4 雄々しい救出者 (IKO) 36
4 記憶漏出 (IKO) 95
2 否認 (STA) 18
サイドボード
3 軽蔑的な一撃 (KHM) 54
2 ガラスの棺 (ELD) 15
1 夢の巣のルールス (IKO) 226
1 否認 (STA) 18
2 常智のリエール (IKO) 203
2 プリズマリの命令 (STX) 214
1 引き裂き (STX) 225
3 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135

3.採用カード解説

メインデッキ


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《繁栄の狐》


《繁栄の狐》は本デッキのアグロプランを肯定するデッキの軸となるクリーチャー。サイクリングするたび+1/1カウンターが乗るため《無情な行動》では対処できず、サイズが4/4を超えれば《踏みつけ》《霜噛み》でも対処不能になるため対戦相手に要求できる対応は困難を極める。《厚かましい借り手》といったバウンスに対しても1マナという軽さ故再キャストが容易であり、状況によってはサイクリングに回せるため対策になりにくい。スゥルタイ根本原理やコントロール相手には短期決戦を望むため(特にメイン)重要である。また赤系のデッキに対しても先手であるならば2ターン目の《踏みつけ》をケアできるため率先して1ターン目にプレイしていきたい。ただし、逆に言えば赤系のデッキに対して後手時に1ターン目にプレイしても《踏みつけ》に当たってしまい、《巨人落とし》が採用されている白系のデッキに対してはいい的になってしまうのでサイクリングに回したい。このように有効でない相手に対してはサイクリング出来るので不要牌になることが一切ない。ちなみに《影の評決》が採用されているデッキに対してはクリーチャーのサイクリングは最後まで控えていたほうがいい。墓地から追放されてしまい《天頂の閃光》の効力が落ちてしまうためだ。


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