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レターパックで現金送らなくてもわかるはじめてのMisskey


はじめに

一時期Twitterで「レターパックで現金送れ」「与謝野晶子」などが流行っているカオスなSNSがあると話題になったのをご存じでしょうか。
そのSNSこそMisskey.ioです。
しかしMisskeyは少し特殊なSNSであるため、とっつきにくい人もいるのではないかと思います。
そのため、このエントリーではMisskey.ioについて全く知らない人が理解できるように解説したいと思います。

大前提

この話を進めるにあたって気を付けていただきたいことがあります。
それは

「Misskey」=「Misskey.io」ではない

ということです。
詳しい解説については後でしますが、とりあえずこれだけは覚えておいてください。

Misskeyとは

とりあえずChatGPTにでも聞いてみましょう。
皆さんも知らないことがあるとChatGPTに聞いてみるといいですよ。
ただし、そのあとにファクトチェックを忘れないようにしましょう。

ChatGPTの回答。だいたいあってるけどちょっと違う。

MisskeyとほかのSNSとの違いは、ChatGPTも言っているように分散型SNSであるということが大きいです。
ただし、言葉だけだとどういうことかわかりにくいと思うので図解します。
ここでは中央集権型の例としてTwitterを挙げています。

Twitter(中央集権型)の仕組み

TwitterはTwitter(企業)が管理するサーバ*があり、そこにユーザが登録して投稿や閲覧、反応をします。
このようにデータが1つのサーバに集まることから中央集権型と呼ばれます。
*ここで言うサーバはサーバマシンのような物理的なものではなくデータがどこにアップロードされるかといった抽象的なもの

続いて分散型であるMisskeyの仕組みです。

Misskey(分散型)の仕組み

Misskeyでは複数のサーバ(インスタンスと呼ばれます)があり、これらは基本的に一般ユーザの方によって運営されています。
これがMisskey=Misskey.ioではないということの説明になります。
どういうことかというと、Misskey.io以外にもMisskeyのサーバー(インスタンス)はたくさんあるということです。
これらのサーバは互いに投稿を共有でき(連合と呼ばれます)、他のサーバ(インスタンス)からでも投稿を見ることができます。
例えば、サーバ1(misskey.io)に登録しているユーザ②はサーバ2(nijimiss.moe)に登録しているユーザ③の投稿も見ることができます。
これが大まかな中央集権型と分散型の仕組みです。

図にもありますがMiskkeyとTwitterではできることが似通っているものの呼び方が少し違っています。
簡単に機能を表にしてまとめておきます。

MisskeyとTwitterの機能まとめ

Misskeyならではの特徴

ここからはMisskeyに見られる特徴を紹介します。

「リアクション」に使える「カスタム絵文字」が豊富

Twitterではハートマークしかありませんが、Misskeyでは標準の絵文字に加えて、各サーバーで設定されているカスタム絵文字を使うことができます。

ノートとリアクションの例

上の画像の下部分にあるのが、そのノートについているリアクションの一覧です。
日常的によく使う文章に加えてスラングや絵文字、アニメーションがついたものなどかなり充実しています。
閲覧者からすれば、自分の思いが伝えやすいので気軽に反応できるというメリットがあります。
ちなみにノートがサーバ(インスタンス)を超えられるように、カスタム絵文字もサーバ(インスタンス)を超えることができます。
ただし、タイムラインに流れてきた他サーバ(インスタンス)のノートに対して自分のサーバ(インスタンス)のカスタム絵文字でリアクションできるだけであって、他のサーバ(インスタンス)のカスタム絵文字が自由に使えるわけではないことに注意してください。

表現の幅が広がる「MFM」

MFMとはMarkup language For Misskeyの略で文字装飾ができるMisskey専用のコマンドのことを指します。
具体的には文字サイズや位置、色、動きなどを変えることができます。
くわしくはこちらのノートを参考にしてください。

MFMは文章だけでなく、カスタム絵文字にも適用することができます。
それを応用しておもしろいノートを作り出すMFM職人なる人たちもいます。

同じ趣味で盛り上がれる「チャンネル」

同じ趣味の人が集まってそのテーマについてノートをするチャンネルという機能があります。
例えば、私はMisskey広島東洋カープ部🎏というチャンネルをフォローしているのですが、そこではプロ野球チームの広島東洋カープの実況や応援で盛り上がっています。
他にも、タイピングゲーム例文集架空グルメレビューなどネタに振りきれたチャンネルもあります。
自分で作ることもできるので、ぜひ楽しめるチャンネルを見つけてみてください!

ネタバレ防止や長文のためのCW

CWとはContents Warningの略でノートの内容を、閲覧者の操作なしには表示しないようにできる機能のことです。
これによってネタバレを防いだり、すごく長い文章でタイムラインを埋めてしまうといった心配がなくなります。
他にも、人前では見せられないような文章や画像についても同様にCWで隠すことになっているため、電車で見てたら突然そういった内容が出てきて…みたいなことは起きにくいです。

おわりに

Misskeyについて簡単に仕組みや特徴を紹介しました。
Misskey Hubにも同様のことが書いてあるのでこちらも参考にしてみてください。
後日、Misskey.ioの簡単な使い方についても文章化してみようと思いますので、この文章を読んで興味を持ってもらえたらそちらもご覧ください。
それでは。


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