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#4. 宇宙エナジーTERUの「インド・ネパール放浪記」

こんにちは!宇宙エナジーTERUです。
今日も、僕のnoteに来てくれて ありがとう!

このお話は、かれこれ40年ほど前、僕が若い頃にインド・ネパールを放浪した時のスピリチュアルで不思議な実話です。

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新・宇宙エナジーTERUの「インド・ネパール放浪記」

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そろそろインドの生活にも慣れてきた。

朝起きて、
身支度を調えたら

毎日の日課の買い出しに
市場に向かい歩き出す。


市場に近づくにつれ
強烈なスパイスの香りが漂ってくる。

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クミン、コリアンダー、ターメリック、カイエンペッパー、カルダモン、
などなど……。

知らないスパイスも沢山ある。


これらのスパイスを組み合わせ、カレーを作るんやて。

日本のように
インスタントカレーなどというものは無い。


僕は、グリーンのカレー(ほうれん草のカレー)
が好きやった。


… … … … … …


ちょっと脱線

いまでこそ、
料理はスキが高じて
インドカレーはもとより
イタリアンやタイ料理など
本を読んで、失敗を重ねながら
独学で楽しんで作ってるんやけど

カレーのスパイスの調合は
ほんまに奥が深い。

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あれこれスパイスを
たくさん入れりゃいい
というもんじゃない。


あまりに
いろんなものを入れたら
香りが相殺されてしまうんやな。

かえってぼやけた味になってると
僕は思うんやけど…。


スパイス使いって
その人のセンスやな。


日本は日本で
おふくろの味があるやんか。

インドでも
ちょっとした
スパイスの調合の仕方の違いが
その家のおふくろの味
なるんやな。



… … … … … …


インドの街中で不思議だったのがこれ。

自転車や車に積まれた
アルミの三段くらいの容器に
取っ手がついていて

それに、みんな鍵がかかってるねん。

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それが一体何なのか
しばらく分からなかってんけど、

その不思議なものの謎が知りたくて

自転車で運んでいる人に

「すんません。それなんですのん?」って聞いたら

「これは弁当や。これから配達しに行くねん。」って言うねんな。

でも、なんで弁当に鍵かけるんやろ?

中身を盗まれちゃうんやろかね。



あ、あとな

町を歩いていたら
真っ赤な唾みたいのが
あちこちの地面についてるねんな。

ほんで、地面にペッペしてるインド人を見たら
なんと!歯が真っ赤っかなんや。

歯茎から血が出る
歯槽膿漏かいなと思ったら

そうでなくて

嚙みタバコを噛んでるんやて。

聞いたところ、
石灰や香辛料が入ってるらしいねんけど

あちこち吐き出されてるから
道路がめっちゃ汚いねんな~。



それからね、
インド映画ってどんなんかなって
観に行ったことがあるねんな。

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前の方の席は安くて、後ろは高いねん。

お金のない人は、前の方に行くんやけど、

インド映画って、ダンスシーンがあるやろ?


そのダンスシーンが始まったら
前の席に座っている人たちが、
立って一斉に踊りだすねんで。

暗い映画館の中で
踊ってるシルエットしか見えへんのやけど
あのダンスシーンって
インド人の血が騒ぐんかな(笑)

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さて、お腹が空いてきたな。

何だか、こじゃれたお店があったので入ってみた。

そこで驚いたのは、

コーヒー豆を挽いたコーヒーより、
インスタントコーヒーの方が高いんや!


えっ?!なんでやねん。
ウソやろ~!


店内を見渡してみたら、
インテリ風のお金を持ってそうな人が
インスタントコーヒーを飲み、

お金の無さそうな人が
豆を挽いて淹れたコーヒーを飲んでたんや。


どう考えても、
僕には理解出来ひんかった。


それで、
インド人の店員に聞いてみることにした。

「なんで、インスタントコーヒーの方が高いのん?」

「そら、きまっとるがな。
インスタントコーヒーの方が、作るのに てまひま掛かってるからやないかい。」


面白い論理に、
妙に納得してしもた。


で、結局僕が飲んだのは、
安いほうの本物のコーヒーでしたで。(笑)


コーヒー飲んでひと息ついて
散歩をしていると、

手や足の無い子供たちが
10人くらいいたんですわ。

ある子は両手がなく
ある子は両足がないねん。

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そんな姿なのに
信じられんくらい元気で、
信じられんくらい明るいんですわ。


そして、

手のない子は
足のない子を助け

足のない子は
手のない子を助け

その子たちが
お互いに助け合っている姿に、
ウルッときましてん。


後で人に聞いたんですけど、

親がその子たちの手や足を切った

との話にビックリしました。

その明るさは、
子どもながらに
輪廻転生を信じているからやろか……。

それとも、

手や足を切られることが
親の愛からだと分かってるんやろか……。


日本やったら
虐待ということで大変ですやろ。

けど、
インドには複雑な事情がありますねん。

良いとか悪いとか、
軽々しく判断したらアカンのですわ。

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みなさん、カーストって知ってますやろ。

つまり、その子たちは
アンタッチャブルという最下層のカーストやったんです。


そうなると、
物乞いしか生きる道が無いわけですわ。


だから、
親は物乞いとして稼げるように
手や足を切ってるんや
と教えられました。



それを聞いて、僕は
ホンマ何ていうか…

心が張り裂けそうでした。



それと共に、
僕はカーストの無い日本に生まれて良かったと、しみじみ思いましたで。


つづく


最後まで読んでくださり、
ありがとうございます。

また次回も、
よかったら読みにきてな。

コメントももらえたら
めっちゃうれしいです。


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僕に降りてきた宇宙エナジーを必要な方に届け、意識のシフトをサポートするスピリチュアルな活動を続けています。 そのための旅費や活動費用に使わせて頂きたいと思います。