墨田区東向島・山口産業株式会社"なめし皮"
東京都のものづくりの街である墨田区。今回はその墨田区の中で有名な"なめし皮"という産業を掘り下げてみた。
1、"なめし皮"とは? "なめし"とはもともと皮膚であったものが「革(かわ)」へと変化したものである。そしてこの鞣し(なめし)が盛んな理由として挙げられるのは川が要因である。通常、なめしを作るのには大量の水が必要である。墨田区は江戸時代に墨田川や運河の水利を生かして瓦・染色・材木・鋳物などの地場産業が発達した。それと同時になめし皮も発達したのではないかと筆者は考える。