見出し画像

人間アレルギー🤧なぜあの人を嫌いになるのか?

お疲れ様です♪
てるみです。

突然ですが
どうしても受け付けない人
嫌悪感を感じる人
って、いませんか?

てるみは
学生時代や
社会人になってからも
嫌な人のことで
頭いっぱいになって
考えすぎて疲れたり
落ち込んだりしていました。

この生き辛さの正体は
なんなんだろう?

ずっと探っている人生です😅

そんな中
自分の生き辛さを分析できる
きっかけを見つけた

そんな本を読みました。

今回は
精神科医で作家の
岡田尊司さん著
「人間アレルギー」新潮社 
について
お話ししたいと思います。

お医者さんが書かれているので
専門用語も多く
活字アレルギーのてるみには
難しく感じる内容もありましたが
事例も書かれているので
そこは想像しやすかったな
と思います!

◎この記事の目次
1.人間アレルギーの基本症状
2.人間アレルギーのメカニズム
3.心の免疫寛容と「愛着」
4.人間アレルギーの克服

1.人間アレルギーの基本症状

身体的な拒絶反応である
「アレルギー」の定義を援用して
心理的、行動的な拒絶や攻撃によって
他者を排除しようとする状態を
「人間アレルギー」
この本では表現しています。

食物アレルギーや花粉症のように
本来排除する必要のない
無害な花粉や食品を
排除すべき危険な異物
として
認識してしまうように

人間アレルギーは
本来うまく共存できる人や
むしろ益をもたらす可能性のある人
まで
排除すべき危険な異物
と認識してしまうようです。

人間アレルギーを抱える人は
対人関係に敏感で
些細なことにも傷付いたり
過剰に気をつかったりしがちです。
また心のどこかに
人に対する違和感があり、
いつも身近で接している人物でさえ
心の底からの信頼や親しみを持てない
ということも多いそうです。

2.人間アレルギーのメカニズム

異物を記憶して、排除する仕組み

生体が異物の侵入や感染から
身を守る仕組みを「免疫」と呼び、
過去の侵入を受けた異物を排除して
再び同じ異物が侵入したら
直ちにそれを識別して
破壊して・排除します。

ただ、アレルギーはこういった
免疫反応が過剰に起きてしまう状態
攻撃・排除する必要のないものでも
異物と認めてしまうと
徹底的に攻撃しようとしてしまいます。

また、
心にも免疫に相当する仕組み
があるそうで
誰かに恐怖や苦痛を味わされた
といった経験をすると
その恐怖や苦痛を与えた人物
が記憶される
だけではなく
その場面に関係した真実も
記憶に刻みつけられる
とのことです。

一旦、人間アレルギーが起こると
仲間や伴侶、家族さえも異物とみなし
回避や攻撃、排除の対象
としてしまうようです。

3.心の免疫寛容と「愛着」

他者をすべて異物とみなして
片っ端から攻撃・排除
しようとしたのでは
社会生活において行き詰まって
しまいます。

体が栄養や休息を必要とするように
心も周囲からの支えや愛情を必要
としています。

害のある存在は
攻撃・排除しつつも
自分にとって害のない存在、
支えになってくれる存在
に対しては
心の免疫寛容を成立させ
敵とみなさない仕組み
が必要です。

それが「愛着」と言われ
幼い子供が養育者との間に形成する絆
のことです。

子供は愛着対象に密着し
世話を受けて
相互的な関係を築くことで
基本的な安心感や社会性の土台
を獲得します。

安定した愛着が形成されるためには
1歳半までの間に
特定の養育者との間に
十分な密着と応答的な関わり
を通じた濃厚な関係
が築かれることが
不可欠なようです。

愛着障害は
そのような機会に十分恵まれず
不完全になることで起こります。

また、
核家族が増加し
人と人との触れ合いが
乏しい隔離された環境

人間アレルギーを
促進しているようです。

4.人間アレルギーの克服

①分解して消化する
食物アレルギーは
乳児期に最も多く見られますが
胃腸機能が発達して
食物を分解する力が増し
アレルギーの原因となる
タンパク質などを
細かく砕けるようになれば
アレルギーの素因は
残ったままでも
症状は起きなくなります。

このことは
人間アレルギーにも
当てはまるそうで
精神的な消化能力が未熟な間は
他者の言動はそのままの形で
心の奥まで届いてしまい
異物反応を起こしてしまう
とのことです。

しかし分析能力が高まると
言動を分解し、毒性を失わせることで
栄養として採り入れることさえ可能
になります。

②自己回復の仕組み
人の心には
自然免疫のように
自己回復の仕組み
を備えており
心による分解・消化の第一段階
睡眠や夢であるそうで
日中にこうむったダメージを
修復しようとするそうです。

それゆえ、
まずは十分な睡眠をとること
大事であるようです。

第二段階
感情や気持ちをぶちまけること
です。
泣き、怒り、悔しがり、抗議し、
嘆くことであるそう
です。
周りに話せそうな人がいなければ
カウンセラーや精神科医に
話せると良いそうです。

第三段階は
何が起きたかを語ることです。
理不尽で、納得できないと
感じた出来事を人に語り
その体験を一部でも
共有してもらうことにより
起きた出来事を客観的なものとして再現
します。
脅威となった体験や
それによって生じた心の傷に対して
新たな意味づけを行います。

1人孤独に嘆き、
悔しがるよりも
誰かそばにいて
一緒に受け止めてくれるほうが
苦難を乗り越えやすいそうです。

記事は以上になりますが
人間アレルギーについて
「自分に当てはまる!」とか
「より詳しく内容を知りたい!」
という方は
ぜひ実際にお手に取って
本を読んでみてくださいね📕

最後まで読んでくださり
ありがとうございました!

ではでは🌷

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?