IB証券のAPIで自動取引をしよう(3):簡単なボットをつくる。

いよいよオプショントレードクラスを作り、簡単なボットを走らせてみましょう!最初の戦略の例は何がいいか迷いましたが、ここは非常に安全な手法である、SPXのバタフライオプション買いでいきましょう。一回の取引で必要な資金は$100程度ですが、連敗してもお金がなくならないように、SPXならば$2000以上の口座でやることをお勧めします。ボットを使って損する可能性もあるので、1行1行確認して進んでくださいね。最初はペーパー口座を使うのもよいかもしれません。

まずは、フォルダ構造です。IBというフォルダに下のようにプログラムを作ってきました。_pycache_は、プログラムを走らせると自動的にできるフォルダですね。。。新しいプログラムとして、IB_trade.pyというのが見えるかと思います。これが今回のプログラムになります。

IB証券のアルゴリズムである”Adaptive”売買メカニズムを使い、最適な値段での売買を目指すことにします。

IB_trade.pyは、IB_API_tradeクラスを作ってあります。これによって、オプションの売買、買ったポジションのモニターや管理などができます。今回は、このクラスの仕様例として、1DTEのOTMバタフライオプションの注文、ポジション利益のモニター、50%利益でトレールをスタート、25%トレールしたら利確をするボットを作ってみましょう。今のところ、ポジションは1つしか買えません。少しずつアップデートしていくと思いますので、たまにチェックしてコピーしなおしてみてください。

これで、いちおうボットらしきものが走るようになりましたね!


Pythonコード (IB_trade.py)


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