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とある猟師の鎮魂

いざなぎ流の呪詛を取り除く儀式では多くの祭文を唱えますが、釈尊の祭文を読み上げたら、女の恨みを買った際に唱える女流の祭文を唱えます。

そして、次は西山流の祭文を唱えます。
西山というのは西にある山ではなく、とある猟師の名前なのです。

昔は山で狩りが盛んに行われていましたが、獲物の体を切り分ける際に、彼の鎮魂法を用いたと言われています。

獲物の頭部だけは山に埋めて、上に石を乗せて封印してしまうのです。

その後に続くきこりの祭文では、切る木に対して、山の神にお礼をして鎮めます。
大工の祭文では大工は木を使わせてもらうのですから、木の魂を山に返します
その後、墓や仏壇についての祭文を唱え、機織りの機械や道具の祭文である七夕流を唱えていきます。

様々な職業の祭文を唱えるのですが、一番強い呪術とされるのが、やはり西山流ですから、西山さん恐るべしといったところですね。

呪詛の祭文だけでもこれだけあるのに、都度都度占いで確認していきますから途方もない作業ですね。

全部、占いで問題がないことが明らかになってやっと唐土のじょもん様とのやりとりをするための祭文を読み上げるのです。

途方もなく長いと改めて感じますが、見えない力を使っていくためにはそれだけ深い内容をマスターしていく必要があります。
とても大変なことではありますが、それによって自分の人生が開けることもありますから、ぜひ頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。