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菖蒲の力

菖蒲は魔除けの花と呼ばれています。
何だか力がありそうだと感じますね。

聖徳太子でお馴染みの冠位十二階にあるように菖蒲は最も高貴な色とされる濃い紫色です。

その咲き姿は戦いの道具にも見えるような勇ましさを感じます。

ご存知の通り、5月5日は、端午の節句です。
端午の節句の由来は、災いを避けるです。

平安時代に中国から日本にわたってきた端午の節句は、季節の変わり目にあたり、病気や厄災をさけるための行事として行われていました。

例えば、薬草を摘み、蘭をいれた湯を浴び、菖蒲を浸した酒を飲み、菖蒲を軒先に飾って過ごしていました。

当時の人々は、花の効果を認識し、より良い暮らしを送る為に花を活用していました。

現代でも、菖蒲のお花は厄除けのみならず、多大なパワーを見せています。

菖蒲が開花する前のつぼみは全然姿が違うのです。
茎から花先にかけて無機質な緑の棒にしか見えません。
この緑の棒を知らない人が見たら、咲くであろう花の美しさを想像できないでしょうね。

まるで醜いあひるの子が、白鳥になるような変化です。

花は見える世界でも美しさという価値がありますが、見えない世界でも活躍しているということです。
緑色のつぼみがきれいな花になるように、見えない世界のことが分かると世界の見え方が劇的に変わります。
人生も含めてです。
大変な道のりではありますが、見えない世界について興味のある人は一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。